【御礼】第123回「読書のすすめの落語のすすめ」
2/7 昨晩、第123回「読書のすすめの落語のすすめ」に足をお運びいただきました皆様、誠にありがとうございました。
三遊亭神楽師匠の一席 「孝行糖」
ちょっとお頭(おつむ)も弱い与太郎は、とても孝行息子。お上から表彰金をいただき、長屋の連中がその表彰金で、与太郎に商売で身を立たせてあげようと、
唐土(もろこし)の24人の親孝行者の一人が、親の養生にニッキや丁子の入った飴をつくった話から、
与太郎に、その飴を「孝行糖」として売り歩かせた。
与太郎の鐘を鳴らして売り歩く口上が、リズミカルで元気がよく、
評判を呼び、「孝行糖」は飛ぶように売れるが…
ちょっとお頭(おつむ)の弱い与太郎さん、特別に区別しないおおらかさが、江戸時代に生きていますね。
三遊亭全楽師匠の一席 「籔入り」
幼い一人息子の亀吉を、商家へ奉公に出した熊さんと女房、里心がつくといけないから3年辛抱のうえに初めて里帰りする亀吉、草深い田舎へ帰省することを「籔入り」と呼んだそう。
その朝を待ちわびて、嬉しくて落ち着かず、“ああもしてあげたい、こうもしてあげたい”と、話がどんどんふくらむ父親だが、
亀吉の財布には、似つかわしくないとんでもない大金が入っていて…
座布団一枚の上の宇宙から、全楽師匠の心から伝わってきた、この世界に満ちあふれている親心、
誰もが、昔も今も、いつでもどこでも包まれている。
「読書のすすめ」私からの本のご紹介は、 博多の歴女 白駒妃登美さんの本。
歴史や神話を紐解き、先人たちが大切にしてきた”日本人の根っこ”ともいうべき価値観を、ご著書や講演や「和ごころ塾」を通して伝えられています。
特に、私は先日、白駒さんの講演でお聴きしたこと、“あれがあったからこその未来をつくる”という、逆境をひっくり返す心の話をさせていただきました。
「読書のすすめ」のHP、白駒妃登美さんの本棚↓
https://dokusume.shop-pro.jp/?mode=grp&gid=2436434&sort=n
思いやりがこの世界を豊かに深くし、想像がこの世界を創造してゆく。
その心が、人間の最大の能力。
落語や読書などで、想像力をうんとふくらませよう。
そこから、未来が立ち上がるのだから。
次回、「読書のすすめの落語のすすめ」は、
2024年3月13日(水)19:30~
リアル会場&オンラインZoomで、お待ちしております。
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