9/2 広島「逆のものさし道」.広島「逆のものさし人参畑塾」ありがとうございました
【9/2 広島「逆のものさし道」、広島「逆のものさし人参畑塾」ありがとうございました】
先週9月2日、広島「逆のものさし道」でご一緒させていただきました皆様、広島「逆のものさし人参畑塾」にご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
「逆のものさし道」は、時代や大勢にのみ込まれず、見方考え方を縦に立て仰ぎ、生きる力が湧き立つ、先人からの手紙 “縦糸の読書”を師とした勉強会です。
清水道主は、今の世界・社会・人間の現状の中で、進むべき未来への羅針盤を、“縦糸の読書”からひもとき直指してくださっています。
今回の広島「逆のものさし道」の清水道主の講義で、特に心に深く残ったことは、
これからの世界を創造して行くためには、科学と非科学のあいだ「合理的利他」のモノサシが必要だということです。
科学や数字で測る、目に見える「合理」のモノサシだけではなく、
信仰や思いやりや共感の、目に見えない「利他」のモノサシも、
「合理的利他」の両方を融合させたモノサシを持つことが必要。
西洋を例にとると、古くは、神とその言葉を伝える教会が全ての規範で、トップダウンの見えない力「利他」が支配した世界。
それが、中世、科学の発達によって、天文学や物理学がボトムアップし神をしのぎ、目に見える「合理」へと大きく傾いていった。
日本でも同じように、全てに神が宿り全てに仏性があると、神仏を仰ぎ信じる「利他」の世界から、
明治以降、西洋文明の流入より科学的「合理」の世界へと流されていった。
現代は、内外問わず、信じて仰ぐものの見えないものに目を向ける「利他」のモノサシより、科学技術や数字の「合理」のモノサシが幅をきかせている。
合理的文明が発達してきた現代、信仰や感覚や思いやりや想像の、見えないものが失われ、
人間は、外側だけいろいろなものを張り付け内側が空洞な張りぼて状態で、さらに独りよがりのひ弱な自我で膨らみ、
世間の空気に簡単に流され、人生の降りしきる雨に崩れ、打ちつける風に倒れてしまう。
現代に積み上げてきた科学の「合理」と、人間の中心軸である「利他」の、両方を融合させたモノサシが、雨に打たれ風に吹かれて流され沈みそうになっている私たちには必要です。
哲学・思想・宗教で培われてきた内側の世界と、科学で積み上げられてきた外側の世界、
その両方がつながっていて、両方に目を向けてこそ、この世界の本当が見えてくる、
そのことを、清水道主はすすめてくださる本を通して、私たちに呼びかけています。
人間の中心にある「利他」に目を向け、この世界の法則を知り活かす「合理」に、両方に目を向けて学んで行こう。
そして、清水道主は毎回必ず言われます。
“力になる縦糸の読書をして、実際に目の前を変えていくんだ”
その「合理的利他」のモノサシを養い育くむのが、“先達の師”と“縦糸の読書”と“磨き合う同志”です。
その「合理的利他」のモノサシで、
時代や大勢にのみ込まれず、見方考え方を縦に立て仰ぎ、生きる力が湧き立つ「逆のものさし道」を歩んで行きます。
以下は、第36回の広島「逆のものさし道」勉強会、広島代表二谷さん作成のレジメです。
そして毎回、広島の宮沢さんからは、量子力学など合理的な本、陽明学など利他的な本を元にした幅広い講義をいただいています。
また今回も、広島「逆のものさし人参畑塾」にお集まりいただきました皆様、有難うございました!
今回、「逆のものさし道」清水代表におすすめいただいた本は、覚悟を学ぶ北御門二郎さんの本をはじめ、以下。
「北御門二郎 魂の自由を求めて」ぶな葉一著
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=158772820
「胸に手を当てて考えよう」トルストイ著 北御門二郎訳
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=159009762
「ある徴兵拒否者の歩み トルストイに導かれて」 北御門二郎著
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=159009956
「知と熱」 藤島 大 著
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=176642024
「闘争の倫理」 大西鐵之佑著
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「時代を超える生き方」花岡眞吾 著
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=176146654
「ルドルフとイッパイアッテナ」 斉藤洋・作 杉浦範茂・画
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=153778968
「ユング心理学と仏教」 河合隼雄 著
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=176843044
次回、広島「逆のものさし道」は、
11月4日(土)です。
【「逆のものさし道」とは】
科学技術など進歩に突き進んできた人類、原発やAIなど制御できないものを作ってきてしまいました。人間性を殺すものを生み出してきました。
「術」から「道」へ
例えば、柔術は、相手を投げて叩きつける術、相手を倒す殺す術。
柔道は、投げる時、引き手でしっかり内に引き、背中から落ちるよう怪我をしないように投げる、相手を生かす道で、共に精神を高める修行の道であり、共に生かし合う道。
「技術」から「技道」へ
ロボット工学の先駆者 森 政弘氏は、ご著書『般若』の中で、人間性を殺していくような“技術”ではなく、人間性を生かしていく“技道”に舵を切らなければならないとしています。
ロボットを作る上に必要なのは、それを使う人間の心の制御、殺すものを作るのも人間であれば、生かすものを作るのも人間、
その心の使い方・制御をすることが第一と。
■森 政弘氏のご著書
「退歩を学べ」「仏教新論」「般若」三冊セット
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=174026214
自利のための対立・排除「術」ではなく、自他共に生かし合い生きるための「道」、
「逆のものさし道」は、“縦糸の読書”と各地の勉強会を通して、真の自己に向かって精神を磨き、自他共に生かし合い生きる道です。
「逆のものさし道」
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=154570292
【逆のものさし人参畑塾とは】
時代が変わっても変わらない人間の生き方を、歴史・先人から学ぶ“縦糸の読書”を通して、本質を学び、今に活かし、後世へ伝えていく勉強会です。
明治初め福岡の女医 高場 乱(たかば おさむ)が、薬用人参畑の中で始めた塾「興志塾」(通称人参畑塾)で、西郷隆盛の精神を継ぐ頭山満ら玄洋社を育てた。
私利私欲に偏らず仁を尽す「殺身成仁」、何かに誰かにぶら下がらない「天下一人を以て興れ」、その精神を伝えていきたい。
「逆のものさし人参畑塾」ブログ
https://note.com/tsubaki3103/m/mdb300ef0c5dc
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