第102回「読書のすすめの落語のすすめ」有難うございました!
5月11日、第102回「読書のすすめの落語のすすめ」に足をお運びいただきました皆様、誠に有難うございました。
ゴールデンウィーク明けの平日で、人の足は動かないのでは?
身にしみついた自粛の習慣、人は動かないのでは?
そんな杞憂を、ご参加いただきました皆様がひっくり返してくださいました。
このコロナ渦でも休まず開催の「読書のすすめの落語のすすめ」、三遊亭神楽師匠と兄弟子の三遊亭全楽師匠の二人会、噺家さんの心意気がこの日も熱く呼応してくださって、
たくさんの差し入れを持って、毎月楽しみにご参加下さっているご夫婦、
また、疲れた身体を引っ張って来てくださった「落語のすすめ」の愛好家の方、
職場でお昼休みに落語会に誘われて、よくわからないまま夜には参加してくださった若い女性、
また、いつもお世話になっています東京平日版「逆のものさし講」の皆さんのご参加で盛り上って。
また常連の方がフラリとお立ち寄り、
また、アコーディオン演奏で花を添えて下さるトリーマンは、15キロのアコーディオンを担いで颯爽と、
ご参加いただきました皆様のお一人お一人の心と行動が、ご自身の内面とその場を大きく動かすことに、今回私は目の当たりにしました。
「バタフライエフェクト」
ブラジルの1羽の蝶の羽ばたきがテキサスで竜巻をおこす、
小さな変化がいろいろな変化につながることを言う「バタフライエフェクト」を、
お一人お一人のこの「場」をつくるエネルギーが、何かに力強くつながっていくというイメージ、それぞれの蝶の羽ばたきが舞い上がった「読書のすすめの落語のすすめ」でした。
「落語のすすめ」今回の演目は、
三遊亭全楽師匠の一席
「狸 鯉(たぬこい)」
三遊亭神楽師匠の一席
「阿武松緑之助(おうのまつみどりのすけ)」
「読書のすすめ」清水店長に、いろいろな人生相談をもって多くの人が訪れますが、そういう方に、いつも、こう話しかけます。
“不平不満や愚痴や出来ない理由をを言ってないで、物事を発展的な方向へ考えて、心がスッキリすることをするんだよ”
まさに、
全楽師匠の「狸 鯉(たぬこい)」で、あり得ない想像上の噺に引き込まれて、いつの間にか自分が狸になってちぐはぐにあたふたしたり、
また、神楽師匠の「阿武松緑之助(おうのまつみどりのすけ)」に、人助けや人を応援する人情や、応援を受けて成長出世する喜びなど、
日頃忘れがちな人情やユーモアや人間の喜びを落語に聴いて、心が前向きになり爽快です。
こういう心がスッキリすることをこれからも!
あらためて「読書のすすめの落語のすすめ」の意義を感じました。
また、「読書のすすめ」の部では、
ひろさちやの「祖師を生きる」シリーズ(全8冊) 佼成出版社刊の中から、
「法然を生きる」と「一遍を生きる」をご紹介させていただきました。
今、いろいろな価値観が入り組んで混乱した時代になっていますが、その源に神仏がないと、人は間違ってしまいます。
だから、今その神仏を心に入れることを、日本の祖師方に学ぶことが必要だと思い、
今回は、世間のものさし(貪り・怒り・無明)を仏のものさし(貪り・怒り・無明を離れる)にもちかえる、「法然を生きる」と「一遍を生きる」をご紹介させていただきましたが、
後で参加者の方から、“世間のものさし”を“仏のものさし”にもちかえるには、まず、人の喜ぶことをする菩薩行ですよ、菩薩が修行して仏になるんだから”という言葉をいただきました。
仰る通り、有難うございました。
次回6月の「読書のすすめの落語のすすめ」は、
6月8日(水)19:30~
会場とZoom、両方で、
お待ちしております。
ひろさちやの「祖師を生きる」シリーズ(全8冊) 佼成出版社刊
『親鸞を生きる』『道元を生きる』『空海を生きる』『法然を生きる』『最澄を生きる』『日蓮を生きる』『一遍を生きる』『栄西を生きる』
(「最澄を生きる」「日蓮を生きる」「栄西を生きる」はこれからの出版です)
お買い求めは、読書のすすめの
【心田を耕す「佼成出版社」の本棚】 からどうぞ
https://dokusume.shop-pro.jp/?mode=grp&gid=2436429&sort=n
(↑そこに出ていない本は、読書のすすめにお問い合わせください)
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