郡山逆のものさし講とsoshoLAND
先日は、郡山逆のものさし講、逆もの講生が集合、清水代表はリモートでお話され、郡山人参畑塾はリアルでの開催でした。
清水代表のお話は、「無痛文明論」「平和の発見」「成功に価値はない」などの本のご紹介と、死生観について。
清水代表は「無痛文明論」を紐解き、
現代の多くの人達は、生存と生活のための命となっている。
痛みや苦を避け、変化を嫌って、安定した予定調和を棲み家にして。欲しいものが多く手に入り、したくないことはできるだけしない。身体の欲望に偏り、与えられるだけの生き物、もはや家畜。
死があるから命が輝くように、痛みや苦しみがあるから成長の命の歓びがある。
食やお金や物への貪りの身体の欲望に傾き、成長や進化への命の歓びが奪い取られている現代人。
知識は借り物で、死の本質を知るには何の役にも立たず、リアルな体験でしか生死の本質に迫れない。
“死を想い”“苦を第一に”
死を怖れれば怖れるほど、隣り合わせの生の歓喜が沸き立ち、苦しみと痛みはそのエネルギー。
死を怖れながら死に挑み続けることが、自分自身の限界に挑戦することが、その体験こそが命の歓喜、と。
人参畑塾でも、ドクスメレーベル(後世に遺したい本を読書のすすめが選書)「非ずのこころ」、逆のものさし講選定本「禅の食」、「魂の読書」「体験の哲学」をもとに、
欲や自我を脱ぎ捨てた命の本質に焦点をあてた話となりました。
逆のものさし講、人参畑塾、
それぞれの意思で集まった一期一会が生み出す、言葉にならない言葉に尽くせない、時と場所と人とが一体になった場。
情報や知識は外からの借り物、このリアルな体験こそが私の中核を彩り、本物の私の言葉となって飛び出していく。
そして、まさにリアルな体験の連続な、靴磨きをしながママチャリで日本一周をしている佐原総将君が、福島県いわき市のJビレッジから、10時間あまり80キロの郡山へ、炎天下で自転車での山越え、途中ナビの電波が届かない山中で道が分からなくなり2時間の遭難を乗り越え、私たち郡山逆もの講生と合流。
郡山の飲食店はどこも20時で閉店、近くのコンビニの駐車場の端で、2時間近く総将君を囲んで懇談。
総将君の、2年前のヒッチハイクでの日本一周、そして今回のママチャリでの日本一周の140日目の話を聞きながら、総将君のような苦痛と歓喜の両方の実体験こそが、
情報に踊らされ、知識のような外からの借り物で身を固めて自分だとする人間より、はるかに真実な姿。
痛みや苦しみを避け、生ぬるさの中で日々家畜のように目を伏せブツブツ言いながら、貪り苛立つ自分を恥ずかしく思いました。
自分の枠を広げたい!、自分の限界に挑戦したい!、世界を知りたい!
人間の尊厳は、死を怖れながら死に挑み続けること、自分の限界に挑戦し続けること。
死に挑み続ければ挑み続けるほど、命が歓喜する。
無謀と勇敢は違う、と自らに言い聞かせ、目の前に体当たり、
痛みや苦しみに飛び込み、死に挑み続ける総将君の姿を見て、
そんな魂の燃焼をいつか私も!、と思っていたことが、今ここから!、と強烈に変わった瞬間でした。
郡山逆のものさし講生の皆さんとの交流、時と場所と人との一体感の中、清水代表の死生観のお話が心に深く響き、
そして、総将君の表裏一体の生死の狭間で躍動する命を目の当たりにして、
それぞれが行動を起こして交差したその一期一会の時は、なにものにも変えがたい体験で、命の歓びです。
「無痛文明論」 森岡正博著
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=162551380
「平和の発見」 花山信勝著
「成功に価値はない」 執行草舟著
「魂の読書」 清水克衛著
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読書のすすめにお問い合わせください。03-5666-0969
「soshoLAND」
佐原総将くんのYouTube動画
“靴磨きで日本一周140日目
山で遭難した男 in福島”
郡山への当日をご覧ください。
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