5/13 福岡 其の四 福岡「逆のものさし人参畑塾」
【5/13 福岡 其の四 福岡「逆のものさし人参畑塾」】
5/13 福岡「逆のものさし道」でご一緒させていただきましたの皆様、ありがとうございました。
また、その前の時間での、福岡「逆のものさし人参畑塾」にご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
これまで報告させていただきましたように、当日午前中は、福岡「逆のものさし道」生の方々にお世話になって、宗像大社 高宮祭祀場と、東郷神社、日露戦争日本海海戦の海が見渡せる 東郷公園へ行って来ました。
「5/13 福岡 其の一 宗像大社 高宮祭祀場」
https://note.com/tsubaki3103/n/n35e0f0f2bdc8
「5/13 福岡 其の二 東郷神社、日露戦争日本海海戦の海が見渡せる 東郷公園」
https://note.com/tsubaki3103/n/n034fe6ccaf5c
「5/13 福岡 其の三 福岡逆のものさし道に学んで」
https://note.com/tsubaki3103/n/na5dc6b410d4b
そして、今回は福岡「逆のものさし人参畑塾」。今回のテーマは、「一以貫之」。
霊長類学・人類学者で、ゴリラの研究の第一人者 山際壽一博士によると、
人間は進化において、猿と分かれ、ゴリラとはそれより後で分かれています。
ですから、進化の近いゴリラの生態を見れば、人間とは本来どういう生き物なのか、現代の人間の何がおかしくなってきているのか、わかるといいます。
例えば、喧嘩。
猿は、勝ち負けをはっきりさせます。
ゴリラは、他のゴリラが仲裁に入り、勝ち負けを決めず、面子を保ったまま引き分けるそうです。
猿は“勝つ”で上下をはっきりさせ、ゴリラは“負けない”で対等に。
現代は、比較競争の社会、勝負・
強弱・上下・優劣をつけて、猿化した社会になっています。
教育でも、ゴリラに近いはずの人間の子は“負けたくない”“対等でいたい”のに、猿のような“勝つ”教育を押しつけています。
勝ち負けは、人間を競わせ伸ばす力にもなりますが、優劣・上下をつけて心の歪みもなります。
では、進化上ゴリラに近いはずの人間の生き方“負けない”“対等で”とは、どういうことでしょうか?
この比較競争の二つに分けた人間社会で、“負けない”“対等な” 二つに分けない生き方とは?
私の考えは、“理想に向かって志で生きる”ということでした。
理想や志は、他と比較できない、競争・勝負・上下・優劣・優劣でもない、それが“負けない”“対等”。
そして、理想に志で向かうこと「一以貫之(一を以て之を貫く)」が、二つに分けた二元論のこの世界を超えることだと考え、
そうしたことを人参畑塾の中で話し合いたいと臨みました。
そして、「逆のものさし道」近況報告で少しこの話をした私に、懇親会の席で、ある会社経営者の方にこう問われました。
“理想に志で向かうことは、もちろん私の芯にあります。
実際には、具体的には、実践的には?”
私の整体の仕事は、私一人の個人事業主。私一人が「一以貫之」を心にもっていればいて、それに沿っていればいい。
その方が、会社の経営の維持と社員を養うには、観念的・抽象的な高さも必要だが、具体的・実践的な現実的なことは?という問いでした。
私はその後、ずっと考えていました。
そして、また、山際博士からその実践的なところを教えていただきました。
『未来のルーシー』中沢新一・山際寿一 対談
「読書のすすめ」にお問い合わせください↓
https://dokusume.shop-pro.jp/
キーワードは、
二つ分けないところの「あいだの思想」
五感で共鳴する身体的つながり「情緒」
これを今後、私の言葉で、各地の人参畑塾でお伝えしていきたいと思います。
福岡の皆様、ありがとうございました。
次回、福岡「逆のものさし道」
福岡「逆のものさし人参畑塾」
2023年7月15日(土)です。
【逆のものさし道とは】
「逆のものさし道」はスタートして10年になります。
明治維新後、西洋の物質文明に押し流された日本、大東亜戦争後にさらに物質文明化に拍車がかかりました。
富や名声や物が一番大事とする“ものさし”を持たされて来ましたが、心の崩壊・社会の崩壊が進んでいます。
これまでの“ものさし”の逆の“逆のものさし”が必要とされています。
“逆のものさし”は、時代が変わっても変わらない大事なものを先達や歴史が伝える「縦糸の読書」によって培われます。
“縦糸の読書”を師とした清水代表の牽引する「逆のものさし道」で、“縦糸の読書”をして物事の本質を見極める眼を養い、同じ方向を向いている仲間と切磋琢磨して、一緒に次元上昇して行きましょう。
「逆のものさし道」
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=154570292
【逆のものさし人参畑塾とは】
時代が変わっても変わらない人間の生き方を、歴史・先人から学ぶ“縦糸の読書”を通して、本質を学び今に活かし後世へ伝える勉強会。
明治の福岡の女医 高場乱(たかばおさむ)が、薬用人参畑の中で興した塾で、西郷隆盛の精神を継ぐ頭山満ら玄洋社を育てた。自分の私利私欲に偏らない「殺身成仁」、人にぶら下がらない「天下一人を以て興れ」、その精神を伝えていきたい。
https://note.com/tsubaki3103/m/mdb300ef0c5dc