日本語の深慮#2 ー朝日が匂う?ー
朝日に匂う
さくらさくらに出てくる歌詞です。
子どもたちが「どうして朝日が匂うんだろう?」と話しているのを聞き、改めてきちんと調べてみようと思いました。
匂うというのは、香りが漂うという意味で使いますが、昔は「照らされて色づく」という意味も持っていたそうです。
朝日に照らされて色づく(映える)桜という、たいへん美しい歌詞なのですね。
先生に話したところ、子どもたちに改めて説明をしてくれました。
見渡してみると、子どもたちの反応はさまざま。
「朝日が匂う」で大はしゃぎする子。
歌詞の意味を噛み締めているようすの子。
私は、どちらの子もその子らしい感受性があってすてきだなと思います。
また、私自身も、改めて、日本語の美しさを感じる出来事でした。