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アラビックコーヒー ー珍味と醍醐味ー
異国の地でも人や環境に恵まれ、呑気に暮らしてきた私に突如訪れた試練、アラビックコーヒー。
語学学校のクラスメイトに、サウジアラビア人の生徒がいます。
私よりも前からコースが始まっている彼女は、システムの使い方等、甲斐甲斐しくサポートしてくれて、ありがたいです。
そんな彼女が、母国の料理「Vermicelli Milk」 とアラビックコーヒーを持ってきてくれました。
気になる味ですが、なかなかに衝撃的。
表現する味覚と語彙力を持ち合わせていないのが悔やまれますが、似た味の日本の料理が思いつきません。
ココナッツ味の甘いパスタ、香辛料の効いた渋めのお茶、という感じでしょうか。
おかわりを勧められ、"No, thanks."と告げたところで異変に気づかれてしまいましたが、笑ってくれました。
月並みですが、語学学校の良さは、言語を学ぶだけでなく、異文化の理解・共有ができることです。
改めて、身(味)をもって実感しました。
サウジアラビア人が作ってくれた母国の料理や飲み物を口にするなんて、きっともう二度とできない経験でしょう。
"甘くて苦い"
初恋のような味の例えになりました。
自国の食文化を共有してくれたこと、朝早くから準備してくれたであろう彼女の心遣いに、温かい気持ちになりました。