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高齢化は大きな問題ではない、孤独化と少子化とコミュニケーション形態のあり方が問題である

いらっしゃいませ。
合同会社つなはぐ相模湖、代表のHYです。
今月からいよいよ木質ペレット燃料を販売開始いたしました。


開業できたことへの御礼

事業に着手できたこと、弊社とかかわってくださる皆様の
ご支援によるものだと感じています。
とは言っても、実績もない細々と営み始めた小さな会社です。

何事も初めは喜ばしさがあるものだとも思いますが、
そっと開業をする、たんたんと、粛々と事業を進める
ことに味わいを感じて進めてまいりたいと思っております。
購入されるお客様がいらっしゃる、
収益を上げられる、しっかりと納税をする。
経営を長く続け、事業活動が地域経済循環の一画を
担えるものになっている実感を持てるようになることを目指します。

地域の皆様には少しずつお知らせをさせていただいております。
相模原市緑区とその周辺の地域で、
木質ペレット燃料の購入場所でお困りの方、
木質ペレット燃料を配達してほしいという方、
お気軽に弊社までご用命、お問い合わせくださいませ。

少子化は食い止められない

昨日、衆議院議員選挙も行われ、
様々な政策や社会課題への対応が議論、
主張されていました。
メインは裏金批判と反省なのかもしれませんが…
日本が少子高齢化の道を歩むことは、
30年以上前からわかっていたことです。
しかし、その対処が政治的にも、行政組織的にも
牛歩の進みでしかなされなかった。

日本の少子化の原因は非婚化ということが、
データや学問から明らかになっています。
では、非婚化の原因は…
社会環境の変動と
人々のコミュニケーション形態の激変が要因です。

何がどう変わったのか

システムから便益を得る市場化と行政化を背景とした
郊外化の進行、にともなう地域社会の空洞化。
システムから便益を得る市場化と行政化を背景とした
核家族化と郊外化による家族関係の空洞化。

第一次産業の近代化、機械化が進行して、
地域共同体が維持できなくなり、人間関係が希薄化する。

恋愛への期待値の高さを持つが、
実際の恋愛は実りも豊かさもないものが多く、
恋愛や性的な体験から退却をしていく人の増加。

実際の人間関係へ持つ欲望に代替できるような、
サブカルチャーコンテンツの多様化とアクセスのしやすさ。

金を払えば必要なものは手に入る

金を払えば、必要なものは手に入る、
は半分本当で、半分嘘ではないか。
と考えるのがちょうどいいくらいだと思います。
実際のいまの日本の成り立ちは、金を払えば必要なものは手に入る。
金を手に入れるには就労するなり、事業を営むなり、
市場に自らの時間と能力を提供し、それをキャッシュに交換していく。
得たキャッシュで、困らない暮らしができる。
もちろんできていない方も多くいらっしゃる。
そこは市場ではなく、行政がカバーするべき、
ですが、行政がそんなことに金をかけるべきではない、という対立意見もある…(正直この意見は論外だと思います…)

金を払えば必要なものは手に入る、は半分嘘

金を払えば必要なものは手に入る、
まぎれもない事実ですが、これを半分は嘘だととらえること。
損得と関係ない人間関係、
キャッシュに代えられない体験の共有、
当人の自己決定でどんな場とつながりたいか、参加していきたいかの選択
何もしないでボーっと、ゴロゴロとする無意味さ。

お金と同等かそれ以上のものが手に入る

損得と関係ない人間関係を持てれば、
自分では気が付かない振る舞いや行動の方向性への
フィードバックが得られます。
忠告やアドバイス、またはその反対の存在の承認など。
自分で決めた場に参加できれば、
無理な負荷なくその人のパフォーマンスが発揮できるとともに、
活動していることの喜びを得らます。
何もしない時間があることで、疲れから回復でき、
どこからかやってくるインスピレーションを
感じられることもあるでしょう。

結局のところ人は…

人はややこしく、でも単純なものです。
人が構築したり加工したりして組み立てた世界というものは、
人以外も含めたエコシステムから考えると、
小さく具体性もない、脳内からあうっとぷっとされた
ごくごく小さなものだと考えるくらいでよいように
思っています。

地域経済とお金

かねてから考えていることですが、
お金のめぐる範囲というのは、広すぎないほうがよい、
そのほうが、人にも環境にも優しいのではないか。
富も蓄積しやすいのではないか、と思います。
21世紀の先進国において、
これを徹底させるのは難しいのですが、
消費も生産も両面から、
少しでも地域経済循環を意識して行動をすると、
大きなものへの、小さなオルタナティブになると考えます。

この記事はこれで、おしまいとします。


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