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大学院の授業って…


初投稿です。要するに愚痴です。
ヘッダーはGoogle先生のAIに作ってもらいました。


大学院という場所

大学院というのは一般論で言えばこういう場所です。

大学院とは、大学の学部で学んだ知識を基に発展的・応用的な研究を行う教育課程で、主に研究者の養成を目的としています。また、社会経済の各分野において指導的役割を果たす、専門的な職業能力を有する人材の育成も目的としています。

「中央大学 Focus 大学院とは?メリットや進学までの流れを解説」より引用
https://graduate.chuo-u.ac.jp/media/index.php/2022/08/26/what-is-graduate-school/

 大学院というのは学部と違い、学部で学んだ内容を基礎とし深く研究する場所です。なので本来は勉強をする場所ではありません。
 一般的に大学院修士課程は30単位を2年の在学期間中に取得するのですがそのうち修士論文は10単位ほどで残り20単位が講義科目を履修するものとなります。参考に大学院設置基準の該当条文を載せておきますね。

(修士課程の修了要件)
第十六条 修士課程の修了の要件は、大学院に二年(二年以外の標準修業年限を定める研究科、専攻又は学生の履修上の区分にあつては、当該標準修業年限)以上在学し、三十単位以上を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上、当該修士課程の目的に応じ、当該大学院の行う修士論文又は特定の課題についての研究の成果の審査及び試験に合格することとする。ただし、在学期間に関しては、優れた業績を上げた者については、大学院に一年以上在学すれば足りるものとする。2前項の規定により修了の要件として修得すべき単位数のうち、前条において準用する大学設置基準第二十七条の三の規定により修得したものとみなすものとする単位数は七単位を超えないものとする。

e-Gov法令検索 大学院設置基準 第六章 課程の修了要件等 第十六条」より引用
https://laws.e-gov.go.jp/law/349M50000080028

学部より在学年数が少ないので取得単位数は当然少なくなりますし、受講する科目数もそれに応じて少なくなります。講義科目が合計20単位というのは見た目上は楽勝に思えるかもしれません、が、実際はそうでもないのです…

時間が無いYO!

 当然のことながら大学院は研究を行う場所です。なので大学院への進学をする学生が大半です。(中にはもっと遊びたいという不届き者がいますが、そういう人は大学院に行かない方がいいと思います)そのため学部生と比較して研究へのモチベーションは高いです。しかし講義が入ることで研究に費やすことのできる時間はかなり削られます。そして成績評価にはレポートが科せられることが多いため、レポートの執筆に結構時間が割かれます。更に講義の難易度は学部と比べ高いためその分授業の復習も大変になります。結果として研究に使える時間が少なくなります。

興味のない分野の講義も取らないと…

 先述の通り、講義科目が20単位なので単純計算すると10科目程度履修する必要が出てきます。(中には通年集中などで3単位の科目もあるが)ですが、自分の専門に関わる科目なんて10科目中1~2科目しかありません。3科目もあればいい方でしょう。残り約8科目は単位数のために特に興味はないが受講するという人もいるでしょう。その8科目に対するモチベーションは学部時代の興味ない科目に対するモチベーションと比較すると更に低いです。だって自分の専攻をもっと深く研究したいから進学したのに… 学部ならまだ我慢できますが、大学院になるとこれが非常に腹立たしいのです。

おわりに

 まあ、こんな感じに愚痴ってしまいましたが、講義科目のために時間を割くのは非常に無駄と個人的には考えています。特に研究科共通の科目はいくらテストではなくレポートと言えども「自分の興味のない別分野の講義を受け、更にはそのレポートも書かないといけない」というのはなかなか苦痛です。本来大学院の授業なんて10単位くらいで十分なはずですが大学院設置基準では30単位以上が必要なのでそうもいかないのが歯がゆいところですね。就職活動で時間が取られるのに加え授業で更に研究ができなくなるというのはどうにかしてほしいなと思います。

 ちなみに本質情報ですが、大学院生と言うと「勉強が好きなんだね」とか「そんなに勉強したいの?」と言われがちですが実際は「研究がやりたい」から進学するのです。別に勉強がしたい訳ではないのです。


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