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堤アナと、競馬。

こんにちは。

堤アナといえば、「競馬」というイメージも、まだ強いですよね。

堤さんが、「みんなのKEIBA」のMCに就任したのは、2019年1月。
それから、2023年3月まで、4年3か月の間、競馬ファンのみなさまといっしょに、中央競馬を楽しんでくださいました。

佐野アナ、4年間ありがとうございました

筆者と同じく、「みんなのKEIBA」で堤アナを知って、ファンになったというかたも、多いと思います。

4年3か月という期間が、長かったのか、短かったのか、受け止め方は、人それぞれですが、
少なくとも筆者は、期間はともかく、たいへん濃い時間だったなと、感じております。

なぜなら、堤アナが担当していた期間は、中央競馬界でも、歴史に残るような出来事が、いろいろ起きていたんですね。

※「みんなのKEIBA」で知名度をあげた堤アナのファンは、競馬に関しては、多かれ少なかれ、知識がおありだと思いますので、あえて、例えば競馬用語などの説明は、省略させていただきます

■2019年:アーモンドアイが大人気

前年の2018年、牝馬三冠を達成したのち、続くジャパンカップでは、信じられない世界レコードをたたき出したアーモンドアイが、年度代表馬に選出され、現役最強馬として、大人気になりました。
実は、デビュー戦では、2着に敗退していた同馬ですが、このときの優勝馬・ニシノウララが、「アーモンドアイに勝った馬」として、話題になったくらいです。

G1レースに挑む際、まずは前哨戦やトライアルで叩いてから(もちろん、出走権を得るためというのもあります)、本番に臨むパターンが多かったなか、休み明けもなんのその、常に「本番へ直行」という、近年のトレンドとなりつつあるローテーションは、同馬から、よく取り入れられるようになったのかもしれません。

ただし、アーモンドアイは、この年、4戦2勝と、前年に比べたら、いまひとつふるわない成績で、暮れの有馬記念では、まさかの9着に沈んでしまいました。。

■2020年:無敗のW三冠馬が誕生

新型コロナの感染拡大が社会問題となり、内閣が、史上初めて、「緊急事態宣言」を発令。
ソーシャルディスタンスの確保が叫ばれ、人と人との接触を極力避ける風潮により、テレビ番組や、一般の会社のミーティングなどにも、いわゆる「リモート」が導入されるようになりました。

そして、音楽のライブ、スポーツの試合や、お笑いのステージでは、「無観客」という形態が現れます。

競馬界でも、同年2月より、無観客競馬がはじまりました。

競馬場のスタンドに誰もいない、あの異様な光景は、数年が経過した今でも、脳裏に焼き付いております。

そんな状況下において、中央競馬では、2頭のスターホースが現れました。

史上8頭目のクラシック三冠を、父・ディープインパクト以来、史上3頭目の無敗で制した、コントレイル

史上6頭目となる牝馬三冠を、史上初の無敗で達成した女傑・デアリングタクト

とくに、コントレイルと、鞍上の福永祐一ジョッキー(現・調教師)が、堤アナのお気に入りだったようです。

そんな2頭を、現役最強のアーモンドアイが迎えうち、最初で最後の対決をした、ジャパンカップ

レースは、ダブル三冠馬の追撃を寄せ付けることなく、「シャドーロールの女帝」が、2頭をねじ伏せて、史上初となる、芝G1レース最多勝記録(9勝)を更新し、アーモンドアイは、現役引退することとなりました。

無観客のスタンドが気にならないくらい、熱い1年でしたね!

■2021年:白毛馬・ソダシが大人気

前年の暮れの2歳G1・阪神ジュベナイルフィリーズを勝ったのが、かなりレアな白毛馬・ソダシ

血統的に、白毛の馬が生まれるのは、きわめてまれだといわれています。

そのなかで、競走馬になれるのは、非常にレア。
さらに、中央競馬のレースで勝つのは、レア中のレア。
そのうえ、G1を勝つなんて、もうありえないくらいの、アルティメットレア(遊戯王?)
しかも、桜花賞という、牝馬クラシックを白毛馬が制したのは、超絶的にレアな出来事でございました。

ソダシは、なんと、ダートにも参戦していて(2022年フェブラリーS3着)、二刀流の競走馬でございましたね。

もちろん、堤アナも、大好きでした。

真っ白だから、レース中、どこにいるかわかりやすかったですね♪

■2022年:イクイノックスの覚醒

名馬キタサンブラックの初年度産駒で、前年の東スポ杯2歳Sを勝ち、2戦2勝で、クラシック候補の最有力といわれながらも、皐月賞ダービーともに2着と、苦杯をなめたイクイノックス

休養明けの秋初戦は、菊花賞に進路を取らず、3歳馬と古馬が群雄割拠する、天皇賞(秋)に参戦。

レースは、「令和のツインターボ」と呼ばれるパンサラッサが大逃げを打ち、もはや絶望的かと思えるリードをとって、大勢決まったようにも思えました。

しかし、イクイノックスが、ついに覚醒!

届くわけがないくらい、ものすごく前にいたパンサラッサを、超絶的な末脚で猛追し、豪快な差し切り勝ちをおさめたのでした。

秋天での覚醒勝利→世界ランク1位獲得への道のりをみて、ジャスタウェイを思い起こしたかたも、きっと少なくないでしょう。

■2023年:世界王者の誕生

この年の2月、堤アナのお気に入りだった福永祐一さんが、騎手を引退し、調教師として、新たな競馬人生のスタートを切りました。

天皇賞(秋)に続いて、有馬記念にも勝ち、2022年の年度代表馬に選出されたイクイノックスは、3月のドバイSCに遠征し、見事に優勝。

というところで、堤アナの、競馬キャリアは、終わります。

奇しくも、ドバイSCが開催された、日本時間3月26日(国内では、高松宮記念が行われました)の「みんなのKEIBA」が、ラストの出演回でした。

翌月に発表された、「ロンジンワールドベストレースホースランキング」にて、イクイノックスは、日本馬としては史上3頭目となる、1位に選ばれました。

その後、同馬が、宝塚記念・天皇賞(秋)(世界レコード!)・ジャパンカップ(三冠牝馬リバティアイランドを撃破!)に出走して、すべて勝ち、破竹のG1レース6連勝をもって、電撃引退したのは、記憶に新しいところです。

競馬番組を卒業するにあたって、堤アナは、「凱旋門賞の現地取材に行けなかったことが、心残り」と、語っておられました。

コロナ禍で、外国への渡航がかなり制限されていた状況でしたし、フジテレビをはじめ、各局も、広告収入が激減して、番組にかかる諸経費も削られていましたからね。。

今後、近いうちに、そういう機会がもしあったなら、そのときは、「みんなのKEIBA」現MCの竹俣紅アナといっしょに、堤さんも、ぜひ連れて行ってあげてほしいですねぇ。

「みんなのKEIBA」卒業後、堤アナが、競馬番組に出演することは、今のところありませんが、

昨年末、「ニュースα」にて、有馬記念を取り上げていたときは、やっぱり、楽しそうにしていましたね♪

イクイノックスの引退により、現在の中央競馬界において、G1を何度も勝つような、「現役最強馬」の座は、空位になってしまったかな…?と思います。

しかし、いずれ、必ず、そういう馬は、また、現れるでしょう。

だって、

HERO IS COMING.

ですもんね!

いつか、ターフに戻ってくる日を、楽しみにしています

それでは♪

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