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金沢ピープルファイル002: 吉岡璋④

▶︎プライド◀︎
〈ヨコハマ機工〉の創業は昭和43年、吉岡さんが24歳のときのこと。
「〈マックス〉での営業成績はトップだったんだけれど、先輩に辞めて失敗したなって言われても、またどこかに勤めればいいやと思っていた。でもそんなのは何もわかっていないってことなんだよ、負債を抱えることになるわけだから。
最初は経験を詰めるだけでもプラスになると思っていた。4畳半に机を二つ並べて、土間に釘を置いてね。結果は非常にラッキーなものだった。ほんとうに、ついていただけだよ。
支社が増えていったプロセスというのもそれぞれみんな違うし、成り行きみたいなもの。風が吹いたらそこに行くだけだから、マーケティングの必要がない。だからマーケティング部門がない。
長く誰にも迷惑をかけずに会社を続けていること、規模や売上ではなくて、潰れない会社を作ったということ、それがぼくのプライドかな。よっぽどのことがない限り潰れない会社になったという自信はあるよ」(続く)

#竹内紙器製作所

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