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JOESマガジンの宣伝と、こぼれる点を拾いたい話

「イマドキの海外生活」


この秋から、JOES(海外子女教育振興財団 Japan Overseas Educational Services)WEBマガジン上でライターとして、インタビューの連載をさせていただくことになりました。
JOESではこれまで40年以上に渡り『海外子女教育』という冊子を刊行していましたが、8月で紙媒体は廃刊となり、9月からWeb版にリニューアルしました。https://joes-magazine.com

こちらのWebマガジン上で「イマドキの海外生活」というテーマで、海外の暮らしぶりを対象家族にインタビューし、月に1回、記事にしていきます。
日本からは見えにくいかもしれない、海外での暮らしやそれに付随する悩みなどを読者の方と共有したいと考えています。
なるべく幅の広い方々への取材を心がけて、日本や海外の他の場所に住む日本語圏の方に何かしら有益な読み物にしていきたい所存です。


noteでの方向性

これまでnoteでは海外生活や帰国子女について書いてきましたが、このたびご縁があり、JOESマガジンの方でそのような方向の記事を書かせていただくことになったので、noteではまた違った文章を書いて行きたい気持ちが出てきています。
元来私はただ日本語を読むのと書くのが好きな人間で、人として感じたことを文章にしていくのが趣味なんです。
今は生活での話し言葉が英語ということもあり、こうして日本語で書くことは、私が唯一知っている、自分に立ち返る方法です。
無料で書いて無料で読めるというnote の特徴を自分に最大限許して、今後は海外などにテーマを絞ることなく、需要のない事柄についても自分のために書く場所にできたらいいかな、と今は思っています。

である調

どうも今日は書きにくいと思ったら、ここまでですます調で進めているからなのだった。
つい、社会的に良い顔を見せたいと思ってしまったのか、改まってしまったのか、ですます調で始めてしまった。
自分を表現するのにやりやすい形が皆それぞれあると思う。
私の場合はこの、である調の日本語の書き言葉がそれなのだ。
それ以外の、話し言葉や丁寧語だと、どうも調子が出てこない。
友人とのLINEですら、盛り上がってくると突然である調で持論を語り始めたりするから、ビビられる。
帰国子女は思わぬところに凸凹が見つかることがあるが、日本でもアメリカでも外界を閉ざすように日本文学を読んできたあたりに原因があるのだろうか。
まあ、原因はわからないけれど、である調にしたら、もう少し書き進めたくなってきた。

点と線

大学で、物語論というのを学んだことがある。
学んだのだが、自分の求めているものとはちょっと違っていた。
人が、点と点を繋いで物語にしてしまうことに、私は懐疑的である。
「こんな経験をし、こんな失敗をし、だから次はこう改善したい」
そんな整った物語からこぼれ落ちる破片を拾い集めたくなる。
私の人生に脈絡がないからだろうか。
綺麗な線だけでなく、脈絡のない点も同じく大事にしたい。

noteでは「海外」という軸の線につながりそうな自分の点をこれまでは表現してきたが、これからこの場でひっそりと語っていきたいのは、主軸の影で忘れそうになる感覚だったり、記憶だったりするものたちだ。

インタビュー記事

そんな私が、縁あって、インタビュー記事を書くことになった。時間を割いてもらって話をしていただき、まとめていく。語られたことから、線になりそうなものを集めて、物語という線にしていく作業だ。
それならば、誠心込めて、線も点も文章にしていきたい。
神は細部に宿ると言うが、細部も含めて「イマドキの海外生活」を覗き見てもらえたら本望だ。
子どもも含めて家族全員の視点から語ってもらうため、大人だけでなく子どもの視点から見える海外生活を伝えられるのが楽しみだ。


JOESマガジンでは現在公開中の9月号で「元帰国子女の海外子育て」というタイトルのエッセイを投稿させていただいております。

10月号からインタビュー連載「イマドキの海外生活」が毎月第二月曜日に月1回更新予定です。
よろしくお願いいたします。←宣伝しようと思った途端、ですます調が出てきてる。

Makiko


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