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無線従事者取得者数推移(一部資格のみ)

コロナ禍で無線従事者数はどうなったかというnoteを書いてましたが、その続き。R4までのデータが総務省から出ている

ので、これを使って前年からの差分を見るというものです。範囲はアマチュア無線技士と一部の特殊無線技士だけ。
なおこのデータは資格取得者数だけなので、国家試験あるいは養成課程という区別はありません。あくまでも取得者数です。
グラフは前年度からの増加分(=その年に取得した人の数)です。

1アマ

ちょいっと戻してはいるけど絶対数が少ないのは確か。まあ、そりゃそうよね。

2アマ

2アマはオンラインの養成課程(eラーニング)が導入されて久しいものの傾向として微増程度。R3→R4で取得者数の増加は100人にも満たない。2アマ取ってしまえばどの周波数でも出られるから良いと思うんだけどもねぇ。

3アマ

3アマはR4の2月から国家試験でもCBTが導入されたので受けやすくなっている「はず」。もともと4アマからのステップアップ講習があったりで入りやすいはずなんだけども、そんなにグンとは増えない。R2の落ち込みを戻して微増というところかな。

4アマ

4アマもCBTが導入されたので受けやすくなってるはず。でまあ、R2からみれば右上がりの直線!という増加数なんだけれども。それでもまだH27には達してないんだけども、毎年1万人以上が取得してるならヨシとすべきとこなんでしょうか。ただ4アマ取るんなら3アマ取っちゃった方が良いって人も多いはずなんだけど、3アマは毎年6,000人程度。試験にモールスが入ってくると構えちゃうのだろうか?4アマ取る人が減って、3アマ取る人が増えてもいいとは思うんだけど。

3陸特

もともと取得者数の多い資格で必要とする人が通年で一定数いるのでそれほど増減なし。R2の落ち込み分(コロナ影響と思われる)は結局どこで辻褄を合わせたんでしょうか?(ここで3,000人くらい不足しているはず)。

2陸特

こちらも通年で多いやつ。R2の落ち込みから回復しているように見えますが、こっちもR2で足りなかった分はどーしたんだろうという謎は残る。
業務資格なんで必要な人は一定数居るはずなんだけども。

1海特

今年もみてみるこの資格。増えてますな。R4の合格率は66.8%となっているので、そんなに簡単になったとかいうわけでもなさそう。
しっかし1海特、2アマより年間の取得者数多いんよね。

で、こうやってみてみるとR2はどの資格も落ち込んでて、落ちてないのは2アマ程度。やはりコロナは影響あったと見るべきなんでしょう。

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