Asteriskのことは一回忘れようか
前の記事で『謎のREGISTER』が飛んでいるというのを書きました。んが、この記事ではAsteriskをLAN2側で使うためにNATしているし、静的マスカレードで内側に飛ばしているしで「もともとの挙動」を見られていないはずなのです。なので一回、Asteriskのことを忘れておいてNGNの挙動を見てみることにします。
まずやることはLAN2のアドレスやらNATを全部ひっぺがして『素』の状態でLAN2をNGNとして設定すること。
あたりだけを投入します。そうするとこんな感じ。
RTX830は網に対してREGISTERし、ロケーション(物理ではないよ、IPの)情報を登録します。そしてこれは正常に行われます。
ではこれで『通話』がやってくるとどうなるのか。外からINVITE、つまり電話をかけてみます。
RTX830は488(Not Acceptable here)応答します。そりゃあそうです。Voiceのcapabilityを持たないので着信できるわけもないですね。
というわけで、何となくNGNの挙動でアタリを付けてたデータコネクトのためにこのREGISTERを実行しているのではないかというのが正解そうです。
まあデータコネクトを使う用事はないので、これは使わないでもいいのでNGNはOFFって使うのが良さそうなことがわかります。NGN機能で使いたいものってあったっけ?
わかったこととしては
1. RTX830はNGN機能をONにしていると、データコネクト用に電話番号でREGISTERをしている。
2. LAN2のprimalyアドレスに対しNAT(マスカレード)を設定すると、この機能が阻害されて謎のREGISTERを繰り返し投げるようになる。
3. SIP-NATの機能を使おうと思うとNATを使うしかないので、内側からSIPで外と話をしようとするとNGN機能(データコネクト)はOFFに設定するしかない。
ということになりそうです。
な~んかこのへん、うまいこと外部のSIP-UAと連携できそうな機能がありそうな気もするんだけどなぁ・・・知ってる人がいたら教えてください。
ちなみにRTX830の仕様のとこには
SIP機能として『データコネクト』とちゃんと書いてあります。
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