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乾燥させたい

3Dプリンタのフィラメント、ほっといてバキバキになった事もある私です。
密閉容器に入れて乾燥剤を大量に突っ込むということをやっていたのですが、乾燥剤の交換時期がわかりにくいんでちょいと工夫をしてみようというのが今回の話題。

そもそも大量に乾燥剤を入れるのがもったいない。しかもどの位、ヘタってきているのかもわかりにくいんですよこれが。というのもシリカゲルではなく煎餅用の石灰系を使ってるから。シリカゲルはあまり試してないんですが、再利用できるのは良い点なんですが効きが遅い(気がする)ので煎餅用の石灰系を使ってます。
石灰系乾燥剤は大量に突っ込むとそれこそ湿度1桁まで下がるには下がるんだけども大量に入れておくのももったいないし、フィラメントの保存湿度は20~30%で良いらしいので、ちょっくら工夫してみようというわけです。

そこで作ったのがこちら。

乾燥剤を突っ込んで使用する乾燥ユニットです。"Inlet"が一番下の吸気部分、"mid"は中途セクションで6cm単位で増やせるようにしてあります。一番上に"fan"のユニットで、これは8cmファンを排気方向で付けます。
中には乾燥剤を詰めるだけですが、風がある程度通るように隙間を開けて入れてください。

そして少々工夫。Switchbotの温湿度計とプラグミニでこんな感じのシステムにします。

んで、湿度が決めた値を越えたらファンを動かし、決めた値より下がったら止めるように設定するだけ電気代も節約できるのでエコですね!

インレット+ミッド1段+ファンを使って煎餅乾燥剤12包くらいでこのシステムを動かし24時間の湿度トレンドをみるとこんな感じ。密閉容器自体はナカバヤシCapatyの20Lサイズ。

24時間でのようす

途中、25%あたりで横這っているのはファン停止を25%にしてたためで、横這いだしたのでファン停止を20%に変更したため。
というわけで45%あたりあった湿度は24時間もあれば20%まで落とすことができます。ファン停止した後も乾燥剤は効いているので、時間をかければさらに下がります。

煎餅乾燥剤を大量にどかっと投入すれば一気に湿度1桁台まで持ち込めるんですが、ど~も収まりが悪いのと交換時期に全交換するのもじゃまくさいので、こうしてみたわけですよ。まあ24時間で20%あたりまで落ち着けばよろしいんじゃないでしょうか。
一度、湿度を下げてしまえばリールの出し入れ程度だと、湿度がわーっと上がることもないようです。


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