撥水コットンの魅力を詰め込んだオーダーコート：Ventile（ベンタイル）という選択
今回、オーダーコート用の素材を探している中で、私は「Ventile（ベンタイル）」という高密度コットンにたどり着きました。高密度で織られたコットンは自然な防水性を持ち、環境に優しいという点で注目を集めている素材です。
ベンタイルを採用した理由
素材選びの際、生地屋さんから「コート用の素材である時点で撥水加工は必須です！」とアドバイスをもらい、その理由に納得しました。通常のコットンコートでは雨がしみ込み、重くなり過ぎてしまうからです。確かに、雨の日にコットンコートが水を吸ってしまったら、ただのお荷物でしかありません。ですが、Ventileはここが違います。
Ventileの優れた特性
Ventileは、通常のコットンの約2倍の密度で織られており、繊維が水分に触れると膨張し、自然に防水膜を作り出します。このため、化学的な撥水加工がなくても水を弾く性質を持つ、エコフレンドリーな素材なのです。また、繊維が細く上質なため、高密度に織ることが可能で、結果的に高級感のある生地に仕上がります。細部までこだわり抜かれたこの素材の魅力に惹かれ、オーダーコートの素材として採用することにしました。
高級感と手頃な価格のバランス
Ventileは通常のコットンに比べると高価ですが、ウールなどの他の高級素材に比べると手頃な価格です。コットン素材特有の雰囲気と、上質な生地感、そして優れた発色が魅力です。価格面でも納得できるという点で、コートに採用するには理想的な選択となりました。
完成したコートの魅力
こうして仕立て上げたVentileのコートは、「雰囲気良し」「発色良し」「値段良し」の三拍子が揃った、とても満足できる一着に仕上がりました。コットンならではの柔らかさと、撥水性を兼ね備えたVentileだからこそ、デザインと機能性の両方を実現できたと感じています。
今後もこのような素材を活かし、長く愛されるオーダーコートを提供していきたいと考えています。