見出し画像

レディースのオーダーが注目されていない理由

本日はレディースのオーダースーツについてのお話です。

「オーダースーツ」と聞くと、注目されるのは圧倒的にメンズスーツ。しかし、レディースのオーダースーツはまだまだ浸透しておらず、現状では「選択肢が少ない」「ニーズに応えきれていない」状態です。


メンズとレディーススーツの違いとは?

メンズスーツには 「王道クラシック」「トレンドスタイル」 という2つの大きな方向性があります。男性はこの中から自分に合うスタイルを選び、「着こなす」という感覚が根付いています。

一方で、レディーススーツには 基本のスタイルが存在しない か、逆に 無数にありすぎる ため、デザインの方向性を定めるのが非常に難しいのが現状です。


デザインのバリエーション不足が現状の課題

さらに、需要の少なさも重なり、レディースオーダースーツはメンズに比べて 「バリエーション」 を求められがちです。しかし、そのご要望に応えられるだけの オーダーシステム がまだ十分に確立されていない、という課題があります。

そのため、現在のレディースオーダースーツは
「メンズスーツをそのままシングルかダブルで仕立てる」
という、限られた選択肢にとどまっているのが実情です。


今後の展望:本当に求められるレディースオーダースーツへ

レディースのオーダースーツに本格的に力を入れるためには、メンズライクなデザインだけでは不十分です。

女性一人ひとりのライフスタイルや体型、ファッションの感性に応える デザインバリエーションが必要だと考えています。

例えば:

  • 柔らかいシルエットのノーカラージャケット

  • スタイルアップを意識したタイトシルエットのパンツ

  • カジュアルセットアップやワンピース風デザインの提案

オーダーならではの魅力を活かし、 「女性のための本当に自分らしい一着」 をお届けできる体制を整えていきたいと考える今日この頃です。





いいなと思ったら応援しよう!