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英語力0ってどの程度?

英語力0で留学行ってきます!
英語力0でワーホリ行ってきます!

Youtubeやブログであらゆる方が言っている言葉ではないだろうか。
かくいう私もその一人「英語力0で留学行ってきます!」という人間だ。さて、では英語力0とはどういうことだろう、英検何級?TOEICのスコアは?わかりやすい数値で考えると(申し込みを失念し受験できなかったが)私の場合はTOEICスコア200前後で渡新していると思う。英検は持っていない。
受験しなかったのになぜ数値化できたかいうと、大枚をはたいて購入した電子辞書にTOEIC対策ソフトが入っているのだ。ListeningやVocabularyテストに何度かチャレンジした際の平均値が200前後なのである。

そんな私が国内学習で行なっていたことを綴っておこうと思う。これをしても「英語力0で留学行ってきます!」と言える自信がある。なにせ予想スコアが直前でも200前後だからね。

はじめに書いておくが、学習方法の参考にはならない。「こんな状態で留学したんだ」「こんな状態でも留学できるんだ」と思うための記事だと思ってほしい。

追記
私の国内学習期間は約5ヶ月と、中学高校の英語の授業のみである。「最終出勤日から随分と時間が経ってますね」というチクチク言葉は甘んじて受けいれよう。



(1)ーWritingー ワークブックを解く

大手企業らしく、契約から1週間ほど経ったとある日に、独自で作成されたワークブックを3冊頂いた。
主語の種類、be動詞から始まり句動詞(carry on = 、hung out = )や間接話法などで終わる。" IF "などは盛り込まれていなかったはず。おそらく中学校の教育範囲を復習できる内容だ。日常会話は中学英語で十分とよく聞くが、それと似た感じなのだろうか。

渡新から約4週間、このワークブックが役に経っている。というのも、ワークブックの指示文が日本語と英語で書かれていたため、こちらの教科書やテストの設問を理解するのに時間がかからないのだ。それは間違いなくこのワークブックのおかげだ。また、代名詞=pronounsや現在形=Present、過去形=Simple Pastなど、こちらの学校で聞く言葉がたくさん出てくる。「この薄い本 、侮りがたし、、」と日々痛感している。

ちなみに、国内予習として解いた回数は
1〜2冊目→2周、3冊目→2周目8割、1周目2割
3冊目に至っては2周解き終える前にタイムリミットとなった。

少ない?わかってる。悪い意味でのドヤ顔はできる。

渡新前日に中身を撮影しデータで見れるようにしてきた。
さらに恥を晒すと渡新から4週間目で初めてこのデータを使用し勉強している。こちらの学校テキストを持ち帰った時はそれを使って予習/復習しているからだ。

(2)ーListening / Speakingー Youtubeで聞き流し

退職後のニート期間でVtuberにハマった。何を話しているかわからないが、とにかく1日30分以上は英語を聞こうとしたのだ。しかし、Fワードをはじめとするスラングや、お口の悪い言葉が飛び交う飛び交う。あれは一つの娯楽として楽しんだ方が良い。日本語学校が「〜です。〜ます。」から教え始めるように、できれば礼儀正しい言葉を身につけてから崩して行きたい。しかし、拾いものもある。
「(それはそういうものだから)しょうがないね」= ' It is what it is '
良い言葉である。

聞き取れない、和訳ができないのであれば短い会話文ならどうだ、と思い「日本語 → 英語」で読み上げる動画を垂れ流す。大変申し訳ないが、どれも覚えていない。やはり真剣に聞かないとダメだったのだろうか。しかし、これは渡新前日まで続けた。聞き取りやすく、英文自体も優しいものばかりだったからだ。ためになっているか?それはわからない。

とにかく、真剣に机に向かうワークブックとは違い、垂れ流し/ながら聴きができるのが利点だ。ドラマ好き/映画好きなら、これに置き換えてもいいだろう。しかし、ながら聴きのため(集中していないため)私は覚えること聞き取ることができなかった。集中して(楽しんで)見ている分、Vtuberのゲーム配信や切り抜き動画、海外ドラマの方が言葉を覚えていたかもしれない。

ListeningはYoutubeで良いとして、Speakingはというと、全く対策せずに渡新した。エージェントが開講していた、無料英会話レッスン(週1、1時間)が打ち切られてしまったのだ。渡新の約2ヶ月前からお世話になろうとしていたが、時間が遅いこともあり人が集まらなかったのだろう。しかし、ここで出費を重ねたくなかったため、有料レッスンは参加しなかった。
「どうせ英語力0なのだから、向こうで一番下のクラスから初めてやる、6ヶ月もあるんだ」と拗ねたのである。

これは語彙力を増やすことにもつながるが、ホストファミリーとの会話、語学学校の友達との英会話を妄想で行う。そうすると「これなんて言うの?」「これも聞かなきゃならない」と最低限の英文を覚えようとする。
言えたかって?玉砕していますが何か?(笑) 文を読み上げるのではなく、暗記して読み上げられるまで(自然と言葉にできるまで)続けなければ意味がなかった。

(3)ーVovabulary / Pronunciationー 現地着後

今回のテーマから逸れるが、日本での学習でこうすると良かったかもしれない、と思った学習法を現地で見つけた(他の学生がやっていたのを見た)ので、綴っておこうと思う。

【語彙力を増やすために】発音記号(Pronunciation)
わからない単語が出てきた場合、辞書を引いて和訳を調べるが発音にも気をつけるべきだった。発音記号がわからないので飛ばしていたが、

・母音を長く発音するのか、短く発音するのか /i;/と/i/、/a;/と/∧/ など
・アクセント(ストレス)は何節目か
・”a” は/ei/か/a;/ など
・/s/と/z/、/s/と/θ/ など

現地で授業を受けているととても大切だということがわかる。発音が正しければ伝わることもあり、発音が間違っていてもアクセントで伝わることもある。基本のキ、発音記号を理解することが大切だったのだ。私は中学1年の時点で躓き諦め、何となくやって来たのが仇となった。「発音がわからない単語は覚えられない」ってQuizKnockの方も言っていた。全くその通りである。

【文字で引く、声で引く】辞書の引き方
耳で聞いてわからない、聞いたことがあるがスペルがわからない、という時は翻訳ソフトの音声認識を使うと早い上に、自分の発音が正しいのか間違っているのかもわかる。声を出せる時は、声で辞書を引くようになった。技術革新様々である。

【エクストラ】その単語はどれ?ということにも着目
〔副詞 = adv?形容詞 = adj?〕
〔可算名詞 = countable?不可算名詞 = uncountable?〕
正直なところ、まだここまでたどり着けていないが大切な部分である。名詞か動詞かでアクセント、発音が変わる単語もあるので頭が痛い。

とりあえず、日本から持参したメモ帳に
英単語/発音/和訳(もしくは英文)で綴っていく。どこまで功を奏すのか数ヶ月後に期待したい。
義務教育時代から「”study”と”learn”の違いって何?」「”go”と”visit”は?」と疑問に思っていたことは現地に来てからで遅くない。そのための留学だと思えば良い。
「似ているけど、こう使い分けるよ。」「この言い回しは堅苦しい場面で使うね。」「同じだけど、一般的にこっちを使うね。」と第1言語の教師陣から聞くのがてっとり早いのだ。日本でウンウン唸っているよりも「これは向こうで聞こう」と腹を括るのも一つの手だ。無論、英会話教室などに通っているならば、そこで聞くのが良いだろう。


さて、ここまで読んで頂いた方はどんな印象を持つだろうか。

「ああ、これは英語力0だな」か
「少しは頑張ってるじゃん、0じゃないよ」か

あなたの選択は
どっち?

今日も読んでくれてありがとうございます。

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