続コンタクトのイメージ キックサーブ
今回は「コンタクトのイメージ」の続きで
キックサーブの回転を解説します。
キックサーブのボールの回転は
ボールの回転軸と進行方向が一致したジャイロ回転を含んだ回転です。
横回転や縦回転はイメージしやすいと思いますが、
ラケット面でジャイロ回転をかけるイメージはどんな感じでしょうか。
水平な直線をX軸、地面に垂直な直線をY軸、
サーバーとレシーバーを結ぶ直線をZ軸とします。
Z軸が打球の進行方向になります。
まず、進行方向であるZ軸上の
ラケット面とボールの接点を「ボールのへそ」と呼ぶことにします。
ボールのへそがY軸を中心軸に回れば横回転です。
ボールのへそがX軸を中心軸に回れば縦回転です。
ジャイロ回転はZ軸を中心軸に回転するので、
ボールのへそはその場から動きません。
つまりジャイロ回転を得たいときは、ボールのへそが動かないように、
ボールのへそから外れたところにラケット面を当てる必要があります。
回転の説明に用いられる時計の文字盤で例えると、
キックサーブは8時の方向から2時の方向へ線が引かれるのを見受けます。
しかし、これではボールのへそが動いてしまい、
斜め回転のトップスライスサーブになってしまいます。
そこで時計盤の中心(ボールのへそ)を迂回するような線にします。
10時・11時方向に迂回することでZ軸に回転を与えます。
いかがでしょう
あくまでも個人的なイメージですが
キックサーブの回転軸のイメージができましたでしょうか?
それではまた。