中国の知財戦略
中国は、特許出願でも抜きんでている。早期公開制度というものがあり、早期公開請求(中国専利法第34条、中国専利法実施細則第46条)を行えば、結果的に審査が早まるからだ。その根本理由は、中国では審査に入る前に出願が「公開」されていることが条件となっている(専利審査指南第2部分第8章(実体審査手続)に、「発明専利出願の公開及び実体審査段階に入る旨の通知書があること」とあることが理由である。
tokugikonにも以下の記事があり参照したい。
http://www.tokugikon.jp/gikonshi/292/292kiko01.pdf
あるキーワードで調査をしたところ、予想の100倍もの早期公開が出てきて驚いたことがある。補助金目当ての重複出願もあり、実態を反映しているか不明である。制度としてよいか悪いかは別にして、結果的に、第三者が、中国の出願ラッシュを18か月も待たずに見ることができる点で、特許制度の在り方について再考させられた。
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