私がA級トリマーになるまで
小さい頃から動物が大好きで中学時代、電車の車窓から見える犬の美容学校を見て漠然とトリマーになりたい思っていた私はその後、そんな事はすっかり忘れて青春を謳歌し20歳で結婚、23歳で出産、23歳で離婚、実家は田舎で子連れ出戻りは恥だと許してくれず、生後半年の赤ちゃんの息子と私の二人暮らしのシングルマザー生活が始まります。
なんと貯金はほぼゼロ。お金が必要なのに幼い子供は病気をするし、自身のわがままな性格、忍耐のなさで仕事を続ける事が出来ず(今書いていると甘いなぁと思います。当時そんな自分を雇ってくださった会社様には心からの感謝とお詫びの気持ちでいっぱいです。)
こんな自分でどうしたらいいのだろう、、、と悩み
自分の好きな事なら頑張れるかもしれない!!と思った時、頭によみがえったのが中学生の時、こんな仕事いいなぁと思ったトリマーという仕事でした。
20年以上前、ハローページという大きな黄色い電話帳でトリミングのお店を探し電話をかけて「お給料はいらないから教えて欲しい」とお願いし受け入れてくださる所がありそこからトリマー人生が始まりました。
当時3歳程の息子は朝の10時から夜中の12時すぎまで夜間保育園で見てもらって昼はトリマー、夜は生活の為スナックで働かせてもらっていました。思い起こすと頑張っていたなぁと思う反面、母親としてもっと息子によりそって自分の手で育てて成長をもっともっとちゃんと見守ってやりたかったなぁととても悲しい気持ちになります。
忍耐もなにもない生意気なだけの私はトリマーという仕事には熱心に取り組む事が出来、真剣に取り組めばよい導きがある物で私がA級トリマーになるに至るまで指導して下さった現在のドッグショー、オールラウンドジャッジの先生、憧れのプードル犬舎の先生、また共に学び、競技会やドッグショーで切磋琢磨する仲間に恵まれ、とても充実したトリマーライフとなりました。
トリマーになると決めた時から自分のお店を持つと決めていたので26歳から修行をして時期尚早ではありましたが息子が小学生にあがるのをきっかけに29歳の時2004年7月3日に自身のお店を持ちました。はや18年が経ち現在に至ります。
#トリマー #トリミング競技会 #プードル
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