プレゼンデータを速く作る方法

こんにちは。ゲッコー首藤です。
今回は、プレゼンデータを速く作る方法を紹介します。

伝える要件や情報設計、開示する数値などの整理や承認が完了したら、
一気に描きあげてしまいます。
「書く」のではなくて「描く」作業です。

画像1

実際には「描き」ながら要件整理や関係各所への調整ですけどね。

いずれにせよ「描く」時間は最短にしたいもの。
そんなときに役立つ効果的なテクニックです。

・画像検索
・爆音で聴きながら作業

この2つです。

プレゼンのデザイン、もはやかなり一般的になってきました。
似たようなテーマでプレゼンのデザインをした/している人、絶対にいます。

そこで、同じようなテーマで描かれたものがないか、
さっくり画像検索を行います。

「売上の拡大」「コロナによる影響 and グラフ」
「カスタマージャーニー and 2021」etc…
検索結果を画像にしてみてください。

似たようなテーマで描かれたグラフや相関図
(相関図はダイヤグラムと呼ぶこともあります)がたくさん表示されます。
そちらを踏まえた上で、自分のイメージに一番近いものを選んで、そこから描き始めてください。

SNSの広告でよく目にするCGの図やありがちなシーン映像、グラフが出てくる場合は、複数のキーワードで検索して絞ります。

ここで注意なのですが、検索結果のグラフや相関図、画像は絶対にそのまま使わないでください。

もう一度言います。絶対にそのまま使ってはダメです。

検索結果で表示されるものは、全て作者の著作権(を含む知財権)が存在しています。

「社内資料だから絶対に外に出ないし大丈夫」
という資料に限って外部に流出します。

経験的に間違いありません。
なんかの法則みたいに、そういうのに限って、です。

類似する過去の表現を見つつ、ご自身で表現してください。

それでも、なにもないところから0から考え始めるよりも、遥かに効率よく視覚化することができます。

すべてのページについて、事前に画像検索する必要はなく、肝になる要点を伝える表現についてだけでも、効率が大きく変わります。

私達の制作現場でも、検索専門の「リサーチャー」という担当者がおり、類似表現による誤解がないか?など念入りに調べることがあります。場合によっては使用権を購入して使用させてもらうこともあります。

以前副社長のプレゼンで
「太陽が沈まない南極の白夜の太陽の連続写真」を使ってプレゼン最後の強いメッセージにしたい

というリクエストを受けたことがありました。
CGで描くこともできますが、それでは伝えてしまう力が弱くなる。
そこで、副社長のイメージに近い画像を検索結果から選んで、使用許諾をいただいたことがありました。

南極越冬隊の隊員の方の個人的なサイトの画像で、快く請けていただくことができました。
ありがたかったです。

もちろん使わせてもらえないこともありますが、視覚表現でどうしても必要なものであれば、きちんと連絡して使わせてもらうようにしましょう。

画像検索で前例を参照してから描き始める、ということです。

もうひとつのテクニックは
爆音で聴きながらです。

万人に当てはまるわけでもなさそうなのですが、あえてご紹介します。
単純に、そのときに聴きたい好きな曲を、ずっと聴きながら描きつづけます。

画像2

音楽を聴くことで、脳を、感性を司る右脳支配にしてしまいます。そうすると、色や形のアイデアが比較的簡単に早く出てくるようになります。そしてテンポよく描いて、描き続けることができるという持久性も良くなります。

きっと脳内で快楽物質が出てきてるんだと思います。
コンサートやイベントに行って爆音に包まれると、いろんな色や形のイメージって出てきません?
たぶんA10神経とドーパミンのコンボ攻撃です。

ポイントは、情報を整理したり数値をまとめたりするロジック系の作業(左脳が得意とする領域)を終えておくことです。
また、聞く音楽の種類によっては歌ものを避けてインストにしたほうがいい場合もあります。
何回も聞いている歌ものの曲だと、歌詞が言語でなく音になってしまってるので大丈夫なこともあります。

曲を聴きながら描くと効率が良くなる。

最初は自分だけかと思ってたのですが、一緒に働いているデザイナーさんもクラッシックのフルオケの曲を爆音で流してるという事がわかり、ちょっと安心しました。

プロダクトデザインの仕事のときも、だいたいみんなヘッドフォンして仕事してた気がします。

長時間かけてても大丈夫なヘッドフォンを選ぶのも長い道のりなのですが、それは別の機会で。笑

情報や数値をまとめる作業フェーズと、伝えるために視覚化する「描く」作業を分けて進める。

ということです。

プレゼンデータを速く作るテクニック

・画像検索
 →ゼロから始めないで、他の例を参照してから描く
・爆音で聴きながら作業
 →脳を感性モードに変えて描く(ただしロジック系作業は終えておく)

この2つをオススメします。

ではまた次の機会で。

ゲッコープロダクション株式会社
https://www.gekko-prd.com/


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