ほぼ公人の役員
こんにちは、ゲッコー首藤です。
エラい人。
何度も書いているとちょっと小馬鹿にした感じがしてきたので、
今回から呼び方変えます。
トップマネジメント
経営者
役員
社長や役員というところでは
トップマネジメントがニュアンスが近いのですが、
文字数が多いので『役員』にします。
今回は、その役員のお話です。
・役員になる→プライベートがなくなる覚悟が必要です。
実際に目の当たりにしました。
メディアにも取り上げられて、ビジネスの世界で有名になった役員。
役員になるまで通っていた中目黒の小料理屋さんの常連客でした。
店の主人と話しながら呑むのが楽しみだったのですが、
役員になったある日から全く行くことが無くなりました。
その理由は…
当時、会社の業績が芳しく無く、名前と顔が知られている役員にも記者の突然のインタビューが度々あったそうです。
小料理屋さんの主人が気を使って役員が来ているときは暖簾を下ろして貸し切りにしてしまうようになったとか。
その役員は店に迷惑をかけてしまうので行かなくなったのです。
「旨い店だったんだけどな」と寂しそうな顔で話していました。
もうひとつ。
海外の役員と一緒にお忍びで会社から近くの美味しいハンバーガーのお店にランチに行ったときのこと。
会社の近くなので、二人で歩いていったそうです。
それを聞いた本社の役員スタッフが逆毛だって
「誰だ!歩かせたやつは!」と強い語気で怒鳴っていました。
会社の周りにも記者が張っているのに加えて、
株価の影響で個人的な恨みをもった不審者もウロウロしている可能性があったとのこと(実際に警備室から外出しないように館内アナウンスが流れたことがありました)。
たとえ近い距離のオフィスの建物の間であっても、
役員は絶対に歩かせずに車で移動していました。
目と鼻の先のビルに車で移動。
違和感がありますが、そんな背景がありました。
役員であってもスタッフに怒られます。
会社の看板でもあるので公人になってしまってるのですね。
会食や呑み会も必ず個室。
フラフラと飲み屋街に消えていくなんで絶対にできません。
私は役員になる能力も機会もありませんでしたが、
「偉くなるもんじゃないな」と思いました。
飲み屋街の路地探検とか面白くてやめられないですしね(笑)。
そんなわけで。
役員のみなさんはエラいのだけれど、
プライベートが無くなっていて大変です。
そんなこともあり庶民の生活とは少し距離ができてしまいます。
その点を忘れずに接すると、
コミュニケーションがスムーズになるかもしれません。
ではまたの機会で。
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