好きの定義
恋愛における" 好きの定義 " って、なんですか?
どうなったら「好き」なの?
その人のことばかり考えるようになったら?
もっと一緒にいたいと思ったら?
現状よりも進展したいと思ったら?
分からない。
だって、わたしの場合いつも「なんか気になる気がするな~」から始まって、仲良くなって、お相手から好意を持ってもらい、付き合うに発展。
でも結局、長続きしない。
「もっと一緒にいたいな~」の感情は、一人暮らしで人肌寂しくなった一瞬の気まぐれなのでは?
「現状よりも進展したい」は、「なんか気になるな~」の延長線上にある感情なのでは?
いま、こうやって考えているということは、頭の中で思い浮かべている人がいるわけで。
わたしの理想とする7歳上で。
かっこよくて。
声が良くて。
何よりも、一緒にいると居心地がいい。
「なにか喋らないと!」という感情がない、いい意味で。
でも、生活形態も詳しくは知らないし。
お相手がいるのかも知らない。
知ってるのは、年齢と名前と住んでいる地域だけ。
地域は聞いたわけではなく、なぜか教えてくれた。
東京の人って、わりとがっつり住んでる地域聞いてくるよね。
その方、雑さと丁寧さを丁度よく兼ね備えてる方で。
なんかそれがいいなって。
イヤモニ越しに聞く、その人の声がすごく心地よくて。
隣にいると、なんかすごく安心する。
不思議な感覚。
でも、きっと「好き」ではないんだと思う。
きっとこれまでも、「なんかいいな」は一時の感情だったから。
30代で同じ過ちはしない。
だから自分からは動かない。
そう決めた。
目の保養、耳の保養、心の保養のまま、胸の中にそっと閉まっておく。
気付かれないように。