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TOKYO SOCIAL DESIGN 2024→2034

『TOKYO SOCIAL DESIGN 2024-企業と福祉をつなぐ、社会をひらくデザインアプローチ‐』と題し、これから10年このシンポジウム&ワークショップを実施することになった。

今まで私たちが福祉のフィールドで実施してきたシンポジウムは福祉職員向けのものだったが、今回は企業の方に来てもらいたいイベント。もちろん、福祉に関わる方もどんな分野の方にも来てもらいたい。

私が2008年に個人事業をはじめ、福祉と社会をデザインでつなぐという活動がはじまり、企業の方にやろうとしていることを伝えても、チャリティ的な感覚に捉えられてしまうことがあった。そのころは、まだビジネスの中に、社会貢献的な文脈は分けられているような風潮だった。

SDGsからはじまり、最近になって、ダイバーシティ、インクルージョン、経営とど真ん中に福祉が据えられ、急展開で意識が付いていかない、または取って付けた活動になっているという状況を垣間見ている。

私たちは、福祉の現場でデザインを手段に、現場にある課題に向き合い、寄り添ってきた。その中で見えた、様々な関り方や視点を、『デザインアプローチ』というカタチにして、伝え、体感する場をひらきたいと考えた。


また、福祉でのデザインの仕事が今年16年目に入り、こうした現場に入っていくコーディネーター、デザイナーの育成が必至と感じる今、若手のデザイナーやこうした取り組みの関わりたい人たちのよりどころとなる場所が必要だと考え、このシンポジウム&ワークショップを企画した。

この会は、毎年度末にアクシスギャラリーをお借りして、この1年の成果をカタチにして見せて、アワード的なこともやろうと考えている。
その評価のできるゲストをお呼びして、デザインやプロダクトに精通する人の評価を得る機会をつくりたいと考えている。

コンテンツ

  • シンポジウム 2時間

  • ワークショップ 2時間

  • 交流会 1時間

  • パネル展示、商品販売あり

こうした流れで2日間全く違う内容のことをする予定。1日でも2日通しでも楽しめる内容。

パネリスト


▷パネリスト
前川亜希子(まえかわあきこ)
繊維メーカーでのテキスタイルデザインおよびブランドディレクター、デザイン事務所勤務を経て独立。2008 年よりグラフィックデザイナーとし て障害者アートを使った商品の開発やプロモーションイベント、福祉施設のブランディレクター、デザイン事務所勤務を経て独立。2008 年よりグラフィックデザイナーとして障害者アートを使った商品の開発やプロモーションイベント、福祉施設のブランディング、講座運営などに携わる。2015 年よりデザインユニット HUMORABO として活動。
「福祉とあそぶ」をテーマに、福祉と社会のより良い関係づくりを探っている。 現在は静岡と東京の二拠点で生活し、デザイナ ーと茶農家の二足のわらじで活動中。
  HUMORABO https://www.humorabo.com/

NOZOMI PAPER


三田大介(みただいすけ)
有限会社モアナ企画 取締役/プランナー/墨田区商業コーディネーター
東京都墨田区生まれ。墨田区に在住在勤のクリエイターグループ「すみだクリエイターズクラブ」に所属し、そのメンバーとともに2014年より墨田区が手掛ける地域連携型の福祉プロジェクト「すみのわ」にコーディネーターとして参画。 「すみのわ」では、障がいのある施設利用者の得意なことや、地域の工場から提供いただいた端材を商品づくりに積極的に取り入れて活かすなど、この人この街ならではの商品の製造・販売の支援に取り組んでいる。
   すみのわ https://suminowa.tokyo/

fio (アクセサリー)

林よしえ(はやしよしえ)
グラフィックデザイナー/シルクスクリーン作家/二級建築士
デザイン事務所において主にステーショナリーや雑貨のデザインなどに関わったのち、二級建築士の資格を取得し、代官山にある建築事務所で設計に携わる。また、その建築事務所が運営するギャラリー『無垢里』にてシルクスクリーンの作品の個展も開催。 2008年、おおきな木 加藤未礼と出会い、板橋区立赤塚福祉園や小茂根福祉園のデザインに関わったのをきっかけに、現在に至るまで福祉や地域の様々な現場におけるデザインを手がけている。
 TOKYO SOCIAL DESIGN https://tokyosocialdesign.jp/

鳥羽1チャレンジドマーケット 1周年記念Tシャツ

髙橋 圭 (たかはしけい)
一般社団法人FUKU・WARAI代表理事/株式会社フクフクプラス共同代表/シブヤフォント営業統括
2024年11月 FUKU・WARAIを設立。福祉施設での勤務経験を経て、フクフクプラス、シブヤフォントなどにて、障がい者施設から生まれる想像力豊かなアートに関わってきた経験から、彼らの表現物をデザインと融合することで社会へのプラスになることを実感。多くの方と連携して福祉施設をより良い社会資源(開けた場)とし、世の中に浸透させること、、そして社会の一員として活躍できる場や、共に支え合える関係を作れる場を作るため、江東区を拠点に活動している。
  FUKU・WARAI https://fukuwarai.or.jp/

NODD(ノッド)
代表:仲西亮平 広島県生まれ/京都芸術大学卒
副代表:寺門誠 千葉県生まれ/武蔵野美術大学卒
2018年デザイン会社グリップグラップ設立、その中で 障がい者アートに出会い、その独創性と自由な表現に感動し 福祉デザインユニットNODDとして活動を開始。
福祉施設の過酷な現状を知り、社会的認知を広めるべく「障がい者アート×NODDデザイン」でアパレル製品の制作や「気づいたらチャリティー」を実施。また台東区役所などの行政や、民間依頼の福祉施設のデザインや自主製作商品のブランディング、プロデュースやアートワークを多数手がける。
 NODD https://nodd.shop/about

Laila Cassim(ライラ カセム)
シブヤフォントアートディレクター、奈良女子大学特任准教授、東京大学特任研究員
日本生まれ世界育ちのイギリス人。多人種、障害などさまざまなアイデンティティーを持つ、自称「一人国連」。2007年エディンバラ芸術大学ビジュアルデザイン学科卒業、2016年東京藝術大学大学院デザイン科博士課程修了。グッドデザイン賞など多数の賞を受賞し現在は審査員も務める。 人の持ち味を見つけ活かすデザインを得意とし、支援を必要とする障害福祉の現場の人々と共に、社会参加や自立につながるアートワークや商品の制作・開発プロジェクトに国内外で取り組む。
 Laila Cassim https://www.lailacassim.com/

坂 裕明 (さか ひろあき)
一般社団法人FUKU・WARAI 理事/就労継続支援B型 アトリエにっと 施設長・サービス管理責任者
高齢福祉の現場を経て、施設開所や人材育成に携わる中で、障がいアートから受けるエネルギーと多彩な表現方法に魅了され、障がい福祉へ転身。2021年3月、台東区浅草に"誰でも何度でもチャレンジできる場所"として開所した「障がい者施設 浅草みらいど」に開設準備から関わり、アートを軸とした支援体制の構築や商品開発等を実践。アーティストとしての育成をサポートしながら、社会にゆとりとイロドリを届ける。2024年11月「就労継続B型 アトリエにっと」開所。
FUKU・WARAI https://fukuwarai.or.jp/

ファシリテーター


元木一喜(もときかずよし)
学校現場で6年間教壇にたった後、教育サービスから就労支援まで手掛けている株式会社LITALICOに入社。2017年からは個人として多種多様な企業・団体の人材育成、組織開発、こどもの体験学習まで、考え方のフレームを外し、本質に迫る研修やワークショップを全国各地で実践。一人ひとりが持つ可能性、熱狂のつくりかたを日々探究中。
TalkTree認定ファシリテーター(元木一喜)https://talktree-workshop.com/facilitator/%E5%85%83%E6%9C%A8-%E4%B8%80%E5%96%9C

三宅玲子(みやけれいこ)
編集・広告業界に 30 年間従事。そのキャリアの中で組織マネジメントや労働環境に問題意識を持つようになり、個性を活かして働ける環境づくりと意識変革を目的に社内女性コミュニティを設立。その後、女性初の執行役員就任という功績を残す。 現在は「誰もが自己肯定感にあふれ、役割と出番を持ちながら自分らしく幸せに暮らす社会の実現」を目指し、公益社団法人、大学、NPO 法人など多岐にわたるステージにて活動中。
 TalkTree認定ファシリテーター(三宅玲子) https://talktree-workshop.com/facilitator/miyake/

ゲスト

method 山田遊氏
株式会社メソッド代表取締役/フリーランスバイヤー/キュレーター
南青山IDÉE SHOPのバイヤーを経て、2007年method(メソッド)を設立、フリーランスのバイヤーとして活動を始める。 国立新美術館ミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」や「21_21 DESIGN SIGHT SHOP」など多数の店づくりに関わるほか、著書の出版や、武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科客員教授、東京ビジネスデザインアワードなど各種コンペティンションの審査員、また教育機関や産地での講演など、多岐に渡り活動を続ける。
method http://wearemethod.com/

AXIS Gallery 佐野恵子氏
「AXISギャラリー」キュレーター
デザインのなかでも特に社会領域におけるデザインの可能性に関心を寄せる。東日本大震災後にはデザイナーや建築家たちとともに石巻工房を立ち上げた。AXISのラジオ番組「スナックあくしす」(現在配信中)を担当。 これまでに手がけた主な展覧会は「吉岡徳仁デザイン展」「チャールズ・イームズ写真展 100 images ×100 words」「eating + design by Marije Vogelzang」「世界を変えるデザイン(AXIS)」「Post 3.11 ーこれからデザインにできること」など。
  AXIS Gallery https://center.axisinc.co.jp

スケジュール


2024年3月8日金曜日
・13時~15時 シンポジウム
パネリスト:HUMORABO 前川亜希子、すみのわ 三田大介、FUKU・WARAI 高橋圭、TOKYO SOCIAL DESIGN 林よしえ
ゲスト:method 山田遊
・15時30分~17時30分 ワークショップ
ファシリテーター:一般社団法人TalkTree 元木一喜他

2024年3月9日土曜日
・10時~12時 シンポジウム
パネリスト:NODD 仲西亮平・寺門 誠、シブヤフォント ライラ・カセム、FUKU・WARAI 坂裕明
ゲスト:AXIS Gallery 佐野恵子
・13時~15時 ワークショップ
ファシリテーター:一般社団法人TalkTree 三宅玲子他

インプット、アウトプット、気づきを体感し、言葉にして自分のものにする機会やここに集まる人たちが交流できることも貴重な機会と考えている。事例の紹介も販売もする予定で、とても貴重で学びの多い時間にする。

▷こんな方におすすめ
・障害者雇用をしなくてはならない、または雇用したあとの具体的なケアについて悩む人
・ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)を推進している人
・福祉の現場で障害のある人が通う福祉事業所とつながってデザインで関わりたい人
・知見や知識や意識を広げていきたい福祉の現場で働く人
・障害のある人の就労に関わる先生、福祉関係の人

☝申し込みはこちらのピーティックスよりお申込みください。

お問合せ:TOKYO SOCIAL DESIGN事務局  info@tokyosocialdesign.jp 

主催:TOKYO SOCIAL DESIGN
協力:AXIS Gallery、すみのわ、HUMORABO、NODD、FUKU・WARAI、一般社団法人TalkTree


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