生きるということ
昨年の夏、Yahoo!ニュースで前田恵理子さんという方を知りました。
この方は東大病院の医師であり、ステージ4のがん闘病者でもあります。
私が読んだ記事は以下のものです。
私はがん闘病者ではありませんが、家族や友人にがん闘病者が何人かいます。
その中には前田さんの脳転移と同時期の昨年3月に、前田さんとは反対側の右後頭葉に、同じくらいの大きさの脳転移が見つかった人もいます(その人をA氏とします)。A氏は今もなお仕事を続けながら、がんの転移や治療の副作用と闘っています。(そういえば年齢も前田さんとあまり変わりません。前田さんのほうが少しお若いですが。)
前田さんとA氏ではがんの種類も、再発・転移の回数も違いますが、脳転移がわかり、開頭手術したのが偶然にも同時期だったことで、私は前田さんのこともとても身近な存在に感じています。
昨年3月と言えばちょうどコロナがはやり始めた頃で、医療現場も大変混乱していた時でした。(現在に至ってもなお、がんをはじめあらゆる病気の治療がコロナの影響で、時には先延ばしになったりすることもあるそうです。)
この二人について私が何か書くということはとても難しいです。どんな言葉も軽々しく感じてしまいます(実際、書こうと努力しましたが、どうしても納得のいくものが書けませんでした)。
それでも強いて何か書かなければならないとすれば、私はこの二人に「生きるということ」を教えていただいている、ということです。
もし私も二人と同じような状況になったら、出来ることなら同じように強くありたいと思います。
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【追記】
前田恵理子さんは医師であり患者という立場ならではの視点からブログを書いていらっしゃいます。
がんと闘う方々やそのご家族、友人知人など周りの方々にとって励みになったり、治療の参考になることと思います。
病気に苦しむすべての人の快復を心から祈ります。