購入物件種別の選定
収益不動産を購入(不動産投資)する目的
何故、不動産投資を行うか。
不動産投資の一歩目を踏み出すときに、何となく初めてしまうことを避けていただくために行う質問。
「不労所得を得たい」ではなく、税引き後の収入をいくらプラスにしたいのか。
「FIREしたい」のであれば、FIREできる収入を確保した後は、どのように暮らしていきたいのか。
多額の資金を要する(動かす)不動産投資を行う上では、投資に向き合うスタンスを決めることが先決であると思っています。
不動産投資ではなく、株式・インデックス投資、NISA・iDeCOなどを行うことで、ご自身が希望する暮らしが叶えられる可能性もある。
その検討を終えた上で、不動産投資を行うのであれば、どのような収益不動産を購入する必要があるのかを検討していく。この手順を踏まないと「不動産投資を始めることが目的」となってしまう可能性があります。
区分マンション投資(ワンルーム・ファミリー)
退職後の収入確保を目指す。1棟アパートの購入を行うために、金融機関への実績を作りを目的として、ワンルームマンション投資から始めようとする方がいます。
ワンルームマンション投資を否定する訳ではなく、出口(売却)まで考えた上で、物件種別を選定したほうがよいと伝えています。
今後の人口動態、テレワークが進み広めの間取りが人気となっている現状においては、出口(売却)戦略も考慮する必要があります。
ファミリー向けの物件は、ワンルームマンションと比較すると利回りは落ちるものの、入居の入れ替えが少なく、空き家となった後に、住宅(実需)向け物件としての売却も可能です。
戸建て住宅賃貸投資
戸建て住宅を購入し、賃料を得ていく投資。
ある程度の自己資金を確保し、安定収入を求める方にご案内する不動産投資。
戸建て住宅は存在するが、賃貸物件の供給数自体が少なく、入居付けがしやすい傾向にあります。土地の固定資産税・都市計画税の負担も考慮しながら検討する投資。
戸建て住宅の売却時には、入居者が購入することも考えられます。
1棟アパート・マンション投資
1棟のアパート・マンション自体を購入(建築)する不動産投資。
区分マンション投資・戸建て住宅賃貸投資の場合は、入居率は0%か100%となるが、1棟アパート・マンション投資の場合は、空室リスクが分散される。
購入(建築)する建物の居室数にもよるが、副業での不動産投資の場合は、管理会社を選定することが多くなる。
FIREを目指す場合は、検討が必要になる不動産投資方法。