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売り時は難しい?

2021.8.3 日経新聞 朝刊

在宅勤務の拡がり(2021年6月の統計)

新たな住まいを探す人 > 住宅を売る人

中古物件の在庫数が、マンションは6年ぶり、戸建ては2002年以降で最低。

首都圏では、マンションは33,641件、戸建ては14,159件の在庫。

需要 > 供給 = 価格上昇

価格上昇のペースが落ち着き「売り時」とみる人が増えれば、在庫数が再び増えることを予想する不動産関係者が多い。

不動産に縛られない暮らしを

『損をしたくない』は忘れる。

自宅の売却・購入相談を受ける時、お伝えしている言葉。

売る時は高く、買う時は安くを否定するわけではない。

不動産関係者でも分からないことを考えるよりも、どんな生活を送りたいかを考えることが大切。

自宅は、あくまで居住空間。

高く売れた、安く買えたは、二の次。

自宅にテレワークスペースが必要 →近所で賃貸するにも家賃が高くなる → 購入を検討 → 価格上昇し、近所では買えない →『買えるところを買う』

一度、購入で思考が定まってしまうと『買えるところを買う』ことにもなる。

不動産が高く売れるらしい → 高い時に売って住み替えよう → 近所の住み替え先が高くて買えない・・・

将来、売却を検討していた投資用の不動産であれば、「売り時」の判断を間違えても、金銭面の損得だけで済む。

しかしながら、ローンで購入した自宅となると話は別。

ご自身のやりたいことに、その不動産が必要か。

金銭面での損得勘定(感情)は一旦忘れ、ご検討を。

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