お~い!みんな! “鬱病”を患うことは “恥ずかしいこと” なんかじゃないぞ!
先日、外出前の身支度をしながら、たまたまTVワイドショーで俳優いしだ壱成さんのインタビューを見た。
いしだ壱成さんは、2018年4月に当時19歳だった女優の飯村貴子と結婚。
24歳差婚だったことも話題となったが、その直後からネットでのバッシングが激しくなり、石川県に生活の拠点を移したが、バッシングはおさまらずに、
「【恥ずかしながら】“鬱病”になってしまった。」
と語っていた。
私は思わずTVに向かって大声で叫んだ。
「“鬱病”は【恥ずかしい】病気なんかじゃない!」
「アホか!【恥ずかしい】病気になんてあるか!」
さらにインタビューは続き、あたたかく見守って、支えてくれた妻に感謝の意を伝え、働くこともできなかったことから、貯金も切り崩す日々が続き、遂に貯金が底をついた頃に、
友人が
「【恥ずかしいことじゃない】んだから“生活保護支給”手続きをしよう。」
と勧められ、受給していたとも語っていた。
ここで私は冷静になり、呟いていた。
「働けるのに働かないで“不正受給”するのは【恥ずかしい】こと。いしだ壱成さんの生活保護は【恥ずかしいことではない】と言う友人は正しいだろう、、、」
ネットニュースで読んだのだが、いしだ壱成さんは、1997年ごろにも“欝病”を発症したそうで、
「“朝、目が覚めた瞬間に死ぬってことに向かっている感じ”で、仕事も手につかなくなった。」
ことも明かしている。
欝病を患って一時休業したネプチューンの名倉さんが
「自分も“飛び降り”を考えたことがあり、たとえば、景色のいいところ、ベランダとかすぐ下を見て、いま飛び降りたらどうなる? とか考えてしまっていた」
という自分の経験談を披露している。
そして、鬱病患者の周囲の人の 【“鬱病”に対する理解の大切さ】 も訴えていた。
大ヒットドラマ『半沢直樹』最終回での半沢夫婦夕食シーン
「また出向…的な?」 と尋ねる花(上戸彩)
「出向どころじゃ済まないかも」 と半沢直樹(堺雅人)が答える。
すると、花は?
「もう頑張んなくていいよ。銀行員だけが仕事じゃない」
「今まで必死に尽くしてきた銀行に『お前はもういらない』って言われたらこっちから辞表を叩きつけなさいよ」
「仕事なんてなくなったって。 生きていれば何とかなる。生きていればね。」
私はこのシーンを観て号泣した。
「生きていれば何とかなる。生きていればね」
このセリフには誰もが心打たれただろう。
コロナ禍で、感染への恐怖や制限の多い日常にストレスを感じている人。
雇用環境は悪化によって、将来への不安を抱える人、失業などで困窮する人。
人との接触を減らす新しい生活様式の影響で、“孤立” を深めて閉じこもる人。
急増中だ。
女優の竹内結子さんの訃報を受けて、
「多くの方が自らの尊い命を絶っているという現実はしっかり受け止めなくてはならない。」
と、加藤官房長官は会見で語っているほど、“自殺” は喫緊の社会問題だ。
私は、昨今のマスコミ報道関係者は、“呆れる”ほどレベル低下しているとしか思えない。
TVのワイドショーで相次ぐ自殺する芸能人に関して、「何が原因なのか?」「何がトリガーになったのか?」といったことを推測だけで、コメンテーターが話し合っていることに何の意味があるのだろうか?
また、遺族や関係者への取材をしようとして家や事務所前に張り込んだり、行きつけの飲食店主をインタビューしたりして、何の意味があるのだろうか?
< 元芸能人の飲酒運転に関する 謝罪する必要もない元妻のコメント(抜粋) >をお読み頂きたい。
全く、事実無根のことがインターネット記事やテレビで報道されたり、それを見た方がそれを元に憤慨したり心を痛めたり、コメントされてること。
本当に正直、胸が痛くやるせない気持ちです。
アルコールだけではなく心身の病気は、職業や立場など関係なく、世の中にその知識や環境が整わないと治らないと感じていますし、人々の批判や臆測よりも、ご本人や様々な立場にいらっしゃるご家族などへの理解が必要だと思います。
“躁鬱病”メンターである私ごときのオッサンには、note投稿することぐらいしか出来ないが、心を閉ざしてしまって“孤立”した人の“救い”に繋がればと祈るだけだ。
お~い!みんな! “鬱病”を患うことは “恥ずかしいこと” なんかじゃないぞ!
人の立場も考えない“誹謗中傷”人へ
「自分がそんな“誹謗中傷”されたら嫌じゃないのか?傷つかないのか?それも分からないのか?ドアホ!」
花ちゃん!もう一回言ってくれ!
「生きていれば何とかなる。生きていればね」
先程ネットニュースで見たが、いしだ壱成さんが、「週刊文春」に掲載された自身に関する『生活保護不正受給』疑惑記事について、「名誉毀損(きそん)にあたる為、しかるべき手段を不本意ながら取らざるを得ないと思っています」と、法的措置をとることを示唆したそうだ。
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