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「視点が変われば”未来”が変わる」キュレーション的思考で切り拓くイノベーション研修(ご案内)

「写真家の感性」「キュレーターの視点」「企業再生コンサルタントの知見」という三つの要素を融合させることで、これからの時代に必要な創造力とイノベーションを引き出す企業人向け研修コンテンツを用意しました。

『キュレーター』とは?

『キュレーター』とは、美術館やギャラリーで展示を企画し、作品を選び、どのように見せるかを考える人です。単に作品を並べるだけではなく、
「この作品とこの作品を並べると、こんな意味が生まれる」
「こういう順番で見せることで、観客の感じ方が変わる」
といったことを考えながら、展覧会を作り上げます。
また、アーティストと協力し、新しい『インスタレーション・アート』を企画したり、観客がより深く作品を理解できるように解説を書いたり、ワークショップを開いたりもします。
『キュレーター』は、美術館の裏側で作品と観客をつなぐ、とても重要な役割を果たしているのです。

もともと『キュレーター』は美術館・博物館における学芸員としての役割が強調されてきましたが、私どもは「情報や人のハブ(Hub)となる存在」として、より広義の意味で捉えられています。

「異質なものの間に接点をつくる」「ネットワークの再構築を行う」

この視点は、企業やビジネスの世界でも極めて重要です。

「キュレーション的思考」は、既存の技術やサービスを組み合わせて新しい価値を生む際に重要です。単なる「足し算」ではなく、「どのように意味を生み出すか」を考えることが大事だからです。


キュレーション的思考と企業のイノベーション


近年、企業には単なる商品開発やサービス提供にとどまらず、より深い価値創造が求められています。

顧客の潜在的なニーズを掘り起こし、独自のブランドストーリーを築くこと、そして競争の激しい市場の中で独自性を確立することが重要になっています。


『キュレーター』は、単に作品を並べるだけでなく、それらに意味を与え、新しい価値を生み出す役割を担います。

通常、マーケティングでは「ターゲット顧客を定め、それに向けた施策を展開する」ことが中心になりがちですが、どこに潜在顧客がいるかわからない中で、『キュレーター的な視点』で新しい接点をつくる

  • 小さな接点から大きな市場へのヒントを得る

  • 異なるネットワーク同士をつなげることで、新たな価値を創出する

という考え方は、現代のマーケティングやブランディングにおいて非常に有効なアプローチと考えられます。

また、このキュレーター的視点は、企業におけるプロジェクトマネジメントやチームビルディングに応用できます。

商品やサービスの魅力をただ伝えるのではなく、物語や体験として見せることで、より深い共感を生むはずです。


『インスタレーション』とは?

『インスタレーション』とは、もともと「設置」や「取り付け」を意味する言葉ですが、アートの世界では特定の空間全体を作品として体験できるようにする芸術表現を指します。
美術館やギャラリーの中だけでなく、公園、街中、廃墟など、あらゆる場所を舞台にして、観客がその空間の一部になるように作られます。
絵画や彫刻のように一つの作品として飾られるのではなく、空間全体が作品になることが特徴です。


『インスタレーション・アート』とは?

『インスタレーション・アート』とは、アーティストが特定の空間にさまざまな素材やメディアを使って作品を配置し、観る人に新しい体験を提供する芸術のことです。

作品は時に映像や音、光、匂いなども含まれ、ただ眺めるだけではなく、歩き回ったり触れたりすることで作品を感じることができるものもあります。
たとえば、部屋全体を鏡張りにして光が無限に反射する幻想的な空間を作ったり、大きな風船や布を使って圧倒的なスケールの作品を作ったりすることもあります。

インスタレーション・アートの魅力は、その場に行かないと味わえない「体験型」のアートであることです。


インスタレーションと企業イノベーションの関係


『インスタレーション・アート』は、個々の作品だけでなく、空間全体をデザインし、観客の体験を作ることに重点を置いています。

この考え方も、ビジネスにおいても非常に重要です。

たとえば、製品そのものだけでなく、顧客が体験する「全体のストーリー」や「空間づくり」を重視することは、ブランド価値や顧客満足度の向上につながります。

⇒ UX(ユーザーエクスペリエンス)デザイン
単に使いやすい製品を作るのではなく、顧客がどのようにその製品を使い、どんな気持ちになるのかをデザインする。

キュレーターは、単に「良いもの」を集めるのではなく、それらをどう組み合わせ、どんな文脈を与えるかによって新しい意味や価値を生み出します。

キュレーターが持っている「価値の編集力」「異質なものの融合力」が『インスタレーション・アート』の成功の可否を握っています。

この能力やスキルはまさに、企業のマーケティング戦略やブランディングと共通するスキルです。

商品やサービスそのものが優れているだけでは、顧客の共感は得られません。そこに物語やコンセプトを付与し、新たな視点を提案することで、ブランドはより強固なものになります。



「写真家の感性 × キュレーターの視点 × 企業ニーズ」研修プログラム


「写真家の感性」「キュレーターの視点」「企業再生コンサルタントの知見」の融合が生み出すイノベーション研修プログラムは、まだ一般的には珍しい取り組みかもしれません。

①「写真家の感性」

写真家は、何気ない風景や人の表情の中に独自の美しさやストーリーを見出し、それを切り取ることで、新たな価値を生み出します。

この視点は、企業が市場において見落とされがちなチャンスを発見する力と通じるものがあります。
競争が激化する中、差別化のポイントは単に製品やサービスの機能ではなく、そこに込められたストーリーや、顧客との関係性にあります。

写真家のように「まだ誰も気づいていない魅力を見つける力」を養うことで、企業は自社の持つ強みを再発見し、新たな価値創造へとつなげることができます。


②「キュレーターの視点」

キュレーターの視点は、ただ単に情報を集めるのではなく、それらを編集し、文脈を与え、より意味のあるものへと変化させる力を持っています。

これは、企業にとってのブランディングやマーケティングにおいて極めて重要な役割を果たします。

商品やサービスを単体で打ち出すのではなく、時代のトレンドや顧客のライフスタイルと結びつけて「なぜ今この商品が必要なのか」を明確にすることで、市場でのポジションを強化することが可能になります。

さらに、異なる分野や業界とのつながりを生み出し、新しいビジネスの可能性を開拓する力も育まれます。


③「企業再生コンサルタントの知見」

企業再生においては、単なるコスト削減や業務改善だけではなく、市場の変化を的確に捉え、新たな価値を生み出すことが不可欠です。

そこで重要となるのが、第一原理思考で「どこに本当の強みがあるのか」「どの資源をどう活用すれば再成長できるのか」という視点です。

私どもの研修プログラムは、「写真家の感性」「キュレーターの視点」「企業再生コンサルタントの知見」という三つの異なる視点を掛け合わせることで、論理的思考だけでは見えにくい新しい戦略や発想を生み出すアプローチを提供して、企業が直面する課題を解決し、新たな価値を生み出すために必要な創造力を引き出すことを目的としています。

市場が変化し続ける現代において、企業が持続的に成長するためには、従来の論理的なビジネスアプローチだけではなく、新しい視点を取り入れることが不可欠です。



写真家が”やりたい”ことは、次のことだと思っています。

「自分ならではの視点で切り取った世界を、写真を通して人々と共有し、何かしらの共感や発見、あるいは問題提起を生み出すこと」

写真家は、日常の中に埋もれた「まだ言葉になっていない価値」を捉え、切り取ることに長けています。

  • 一瞬の光や影のバランス

  • 都市の喧騒の中にある静寂

  • 人の表情に宿る物語

写真家の視点は、私たちが普段見過ごしているものの中に新たな可能性を発見する力を持っています。


写真家自身が「自分の作品や経験を通じて人々の考え方に影響を与えたい」という思いを伝えることで、企業にとっては『新しい学び』や『価値創造のきっかけ』となることできます。

写真家の皆様へ
貴方が提供するクリエイティブな世界観と、企業が抱える課題解決やイノベーションのニーズを掛け合わせ、新たなひらめきと発見に満ちたアート介入の体験を、人の感性とAIの力が融合する新時代の企業研修として、私どもと一緒にビジネスシーンに提案してみませんか?
ご興味あれば是非お声かけください。


企業の研修担当の皆様へ

この研修は、「写真家の感性」「キュレーターの視点」「企業再生コンサルタントの知見」という三つの異なる視点を掛け合わせることで、論理的思考だけでは見えにくい新しい戦略や発想を生み出すアプローチを提供するものです。

変化の激しい現代において、新しい価値を生み出すためには、業界の枠を超えた発想が不可欠です。

それぞれの企業のニーズに合わせたカスタマイズも可能ですから、新たな企業活動の可能性を拓くきっかけとなります。


ご意見・ご感想など、コメント頂ければ幸いです。



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