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【元ネタ深掘り】第6部「ストーンオーシャン」feat.空条徐倫&エンリコ・プッチ
『ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン』は、ジョジョシリーズ初の女性主人公・空条徐倫(ジョリーン)が、冤罪で投獄された「グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所」(通称G.D.st刑務所)に収監されるところから始まります。
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💎 空条徐倫(Jolyne Cujoh)
空条徐倫(ジョリーン)は、恋人が起こした交通事故の罪をかぶり、懲役15年の刑を受けて刑務所に投獄されます。
しかし、それはDIOの遺志を継ぐ「エンリコ・プッチ神父」の策略だったのです。
彼女は空条承太郎の娘であり、彼の遺志を受け継ぎながらDIOの残党と戦う運命に巻き込まれます。
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刑務所の中には、DIOの残党が送り込んだ刺客が潜んでおり、徐倫を襲いかかってきます。
また、徐倫の父・空条承太郎が刑務所に訪れましたが、プッチ神父の部下「ホワイトスネイク」によって記憶DISCとスタンドDISCを奪われ、昏睡状態になってしまいました。
そこで、彼女は仲間たちを集めながら、自分の冤罪を晴らし、父のDISCを取り戻し、彼を救うために戦うことを決意したのです。
名前の元ネタ
空条徐倫の名前は、アメリカのカントリー歌手Dolly Partonの楽曲『Jolene』が元ネタである可能性が高いと考えられています。
この曲の「Jolene」は、美しくて魅力的な女性として描かれていますが、空条徐倫の性格や背景とはかなり異なります。
名前のインスピレーションとして使われた可能性は高いが、キャラクターの性格とは関連性が薄いと考えられます。
スタンド「ストーン・フリー」(Stone Free)
体を糸状に変化させ、攻防一体の戦闘を展開(近距離パワー型 + 変形能力)
元ネタは、ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix) の楽曲「Stone Free」
1966年にシングル「Hey Joe」のB面曲としてリリース。
ジミ・ヘンドリックスがイギリスで発表した最初のオリジナル楽曲の一つ。
後にアルバム『Smash Hits』(1968) に収録。
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1960年代のカウンターカルチャー(反体制・自由の精神)を象徴する楽曲。
歌詞のテーマは、社会の束縛から逃れ、自分の道を切り開くこと。
「私はやるって決めたらやる女よ!」
空条徐倫は、刑務所という「束縛された世界」から「自由」を求め、
「ストーン・フリー」の能力を駆使しながら、自らの運命に立ち向かっていく。
まさに、「Stone Free」の精神を体現する主人公なのです!
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👿 エンリコ・プッチ神父(Enrico Pucci)
DIOの遺志を継ぐ最強のラスボス
DIOは「完璧な世界を作る方法」として、「天国へ行く方法」をプッチに授けます。プッチは、その計画を完成させようとする狂信的な神父。
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名前の元ネタは、イタリアの作曲家「ジャコモ・プッチーニ(Giacomo Puccini)」の可能性が高いと考えられています。
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プッチーニは、オペラ史上最も有名な作曲家の一人であり、壮大なストーリーと劇的な音楽で知られています。
また、プッチーニの作品には宗教的・哲学的なテーマも多く、神父であるエンリコ・プッチ神父のキャラ設定とも合致します。
エンリコ・プッチのスタンドの元ネタ
プッチのスタンドは 「ホワイトスネイク」→「C-MOON」→「メイド・イン・ヘブン」と進化していきます。
ホワイトスネイク(White Snake)
スタンド「ホワイトスネイク」は、相手のスタンドや記憶を「DISC」として抜き取ることができる能力です。
プッチはこの能力を使い、空条承太郎のスタンド「スタープラチナ」と記憶を奪い、昏睡状態にしました。
元ネタは、ディープ・パープルの元メンバー:デイヴィッド・カヴァーデイル(David Coverdale)が結成したイギリスのハードロックバンド
「Whitesnake」
スタンドの「記憶やスタンド能力をDISCとして抜き取る」という特性は、
「蛇が脱皮するように、本質を剥ぎ取る」
というイメージに通じから「White Snake」なのかもしれません。
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C-MOON(シー・ムーン)
スタンド「C-MOON」は、プッチの周囲の重力が変化し、彼を中心に「地球の重力が反転」する能力で、相手が自分の足場を保つことができず、戦うことが困難になります。
さらに、敵を裏返しにして内臓を露出させるという恐ろしい攻撃です。
元ネタは、ポール・マッカートニー & ウイングスのシングル「Hi, Hi, Hi」のB面曲
「C Moon」
「C Moon」という言葉は、「Cool(かっこいい)」を意味するスラング
「C Moon」の楽曲が「価値観の転換」をテーマにしています。
スタンド「C-MOON」も「世界をひっくり返す」能力です。
「C-MOON」は、音楽的な「新しい視点の導入」と「世界の価値観を反転させる力」を象徴するスタンドなのです!
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メイド・イン・ヘブン(Made in Heaven)
スタンド「メイド・イン・ヘブン」は、時間を加速させることで、「未来」を先取りできる能力で、敵の行動を予測し、全ての攻撃を回避することが可能となり、最終的に「世界を一巡させる」ことで、新たな宇宙を創造し、DIOの理想を実現しようとするものです。
元ネタは、フレディ・マーキュリーの死後にリリースされたクイーンのアルバム
『Made in Heaven』
アルバムのテーマは「死と来世」「永遠の安息」であり、プッチ神父の「天国へ行く」という思想と一致しています。
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🎼 プッチのスタンド進化は「クラシック」→「ロック」→「究極の境地」といった流れ
最初は「ホワイトスネイク」というハードロックの影響を受けた強引な手法で動きで、次に「C-MOON」でポール・マッカートニーのポップな転換を示唆しながら、天国への準備を行い、最後に「メイド・イン・ヘブン」でクイーンの壮大なテーマを反映し、宇宙規模の戦いへ突入。
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第6部は、ジョジョシリーズの中でも「最も衝撃的な結末」を迎える作品です。
続く、