【雑感】湯川学准教授が『日本型経営大企業の闇を科学で証明する』という番組
GAVI 本日は 帝都大学理工学部物理学科 湯川学 准教授とともに『日本型経営大企業の闇を科学で証明する』というテーマで話をお聞きしようと思います 湯川先生 よろしくお願いします
湯川先生 「実に面白い」
GAVI では番組スタートです!
GAVI 早速ですが 悩める子羊さんからの質問です
「上司が何かにつけて『飲み会』を開催するのですが 正直行きたくないです。そして参加しても 全く生産性のない会で 上司の自慢話を聞かされるだけです。ワークライフバランスと言いながら 半強制的な飲み会は どうしたらいいでしょうか?」
GAVI 昭和感覚のアナログ・ガラケー・オッサン上司は『飲みニケーション』と称して 飲みに行きたがるのですが 部下は行きたくないのは なぜなのでしょうか?
湯川先生「話しても意味がないからだ。君にとっても何の役にも立たない」
GAVI 流石ですね バッサリと切りつけて頂きました。続きまして次の質問です
「本社から出張でやってきた役員さんの話は全く面白くないのですが 上司や他メンバーは笑っています。冗談のつもりなのでしょうが 上から目線で不愉快に感じます。 私の感覚はおかしいのでしょうか?」
GAVI 役員さんが出張してこられると 中間管理職にとっては 忖度パフォーマンスの最高の舞台ですが この心理はどういうことですか?
湯川先生 「子供は論理的じゃないからな。論理的でない相手と付き合うのは、精神的に疲れる」
GAVI 中間管理職は子供? 論理的でない? ちょっと過激になってきので1曲聴きましょう 第1シリーズの主題歌をどうぞ
GAVI では 次の質問です
「上司が『イノベーション創造しよう!』と言うので 新しい提案をしたら『前例がない』『時期尚早』として却下されました。これではモチベーションが上がりません。どうすればいいのでしょうか?」
GAVI 前例踏襲主義 官僚主義 ってやつですね 自己保身病なんですよ。失敗すると責任を問われるので 『現状維持』なんですね この心理は どうなのでしょうか?
湯川先生 「人間の思い込みというのは厄介なものだ。シャボン玉の中に空気が入っていることは知っているのに、目に見えないがために、その存在を忘れてしまう。そんなふうにして、いろいろなものを人生の中で見落とさなきゃいいがね」
GAVI 湯川先生 奥が深いですね では 次の質問です
「DX推進と言いながら 全く進みません。上司がアナログ人間で意味がわかっていないと思います。事後報告の方が上手くいく気がしたので 担当者で進めたら 怒られました。謝らなければいけないのでしょうか?」
GAVI 流行りのバズワード『DX』ですね。上司が理解できないのなら この方法もアリと思いますが 湯川先生のご意見は?
湯川先生 「謝る必要はないだろ。命令には従いつつ、自分なりに意見はある、というのは正常な姿だと思うぜ。そういう人間がいないと、なかなか合理化は進まない」
GAVI 湯川先生 流石です。では ここで 第2シリーズの主題歌を聴きましょう
GAVI 次の質問にいきます
「ダイバーシティ&インクルージョンと言いながら 異論を言うと潰される職場の空気感が気になります。『空気を読め!』と学級委員のような社員が新入社員を叱っています。この雰囲気が とても気になるのですが どうしたらいいでしょうか?」
GAVI この『同調圧力』ってやつは 本当に困ったものです
湯川先生 「気になる、というのは知的好奇心が刺激されていることを意味する。好奇心を放置しておくことは罪悪だ。人間が成長する最大のエネルギー源が好奇心だからな」
GAVI と言うことは この空気という名の妖怪と戦うのですか?
湯川先生 「少しも不思議じゃない。当然の結果さ。前に君にもいったはずだ。世間で騒がれる不思議な現象のいくつかは流体の悪戯だとね」
GAVI はぁ?
湯川先生 「僕がこの事件の真相を暴いたところで誰も幸せにはならない」
GAVI 確かに それは そうかもしれませんが
湯川先生 「残念だが、科学者は実験をして確認しなければ、自分の説を迂闊には口に出したくないものなのさ」
GAVI で?どうしたらいいのですが?先生
湯川先生 「君にいっておくが、今回にかぎっては、全面協力というわけにはいかない。僕は個人的な理由で事件を追っている。僕には期待しないでくれ」
GAVI 先生 機嫌悪いんですか? ちょっと1曲入れましょう 映画『容疑者Xの献身』の主題歌です どうぞ
GAVI あっと言う間に 終了の時間です。湯川先生 最後に 悩める子羊さんたちにメッセージをお願いします
湯川先生
「人間は計算式のように美しくはない。それどころか、見るに耐えないほど、醜いときがある」
「結果には必ず原因がある。自然に起こったように見える現象が、実は人為的な力を加えた結果だ、という考えは非論理的ではない」
「この世に無駄な歯車なんかないし、その使い道を決められるのは歯車自身だけだ」
「考え出すより、見つけ出すという部分のほうが多いんだがね。そういう意味では、科学者は常に開拓者といえる。研究室にこもって考え事ばかりしているのが科学者だと思ったら、大きな誤解だぜ」
GAVI 湯川先生 ありがとうございました。また出演なんて あり得ないですよね?
湯川先生 「あり得ない?あり得ないなんてことはあり得ない」
GAVI よかった こんな企画って どう思われましたか?
湯川先生 「さっぱりわからない」
【編集後記】
湯川先生は 面白いから”共感”できるんです
君の意見は正しい 正論で間違っていない でも 面白くない
これでは 共感 できないので 人は動かないでしょう
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