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“後悔”しない生き方 って どんな生き方なんだろう? と考えてみた
どんな人生を送ってきた人でも、“後悔”のひとつやふたつは絶対にあるはず
“後悔”には
やらなければよかったと思うこと
やっておけばよかったと思うこと
の2つがあるだろう。
行動をするか? しないか? を迫られた時の
"やった後悔" よりも "やらなかった後悔" の方が大きい。
過去のことを悔やんでも仕方がないと分かっていても
「あの時、ああすれば良かった」
「なぜ?やらなかったんだろう?」
と考えてしまうのは常。
♬ 世間知らずだった少年時代から 自分だけを信じてきたけど
心ある人の支えの中で 何とか生きてる現在の僕で
弱音さらしたり グチをこぼしたり 他人の傷みを 見て見ないふりをして♬
後悔から反省へ
私は、この歳になって
「待てよ、“後悔”って必ずしも悪い感情ではない」
と思えるようになってきた。
「“後悔”から学べるものはたくさんあって、今後を楽しく生きるヒントにもなる」
と考えると”悪い感情”ではない。
“後悔”は、行動した後に「悔いる」こと
“反省”は、行動した後に「省みる」こと
「あ~、あの時に“やらなければよかった”」
「ああすればよかったのに」
と“悔いて”いるばかりでは前進しない。
“省みる”ことで“後悔”を教訓として、同じ“後悔”を繰り返さないようにすればいい。
若い頃にしかできなかった行動で、今の自分にとって挑戦することが難しいことならば、“やらなかった後悔” はあるが、諦めて忘れちゃえばいい。
今でも挑戦できることであれば、形を変えたとしても、“やってみればいい” だけのことだ。
♬ 哀しい夢で寝不足気味の僕がいる 鏡の中 失くした言葉 思い出せずに朝は過ぎてく
優しさの意味 はきちがえて いくつもの季節をやりすごしてた ♬
後悔は消えないかもしれないが、将来を変える人生経験のひとつと捉えればいい
“後悔”しているということは
「過去の自分は間違っていた」 と認めているのだから
その“間違い”を正すように今後行動していけばいい。
“後悔”を分析してみるのは面白い。
この分析は自分の頭の中で考えるダメで、紙に書き出すなどして“見える化”する。
“後悔”した出来事は?
その時、そんな行動をした理由は?
自分が“とりたかった” “とるべきだった” と思っている行動は?
過去も他人も変えられないのだから、分析によって『自分の“間違い”行動』を認めて、今後に活かせばいい。
これからの人生において、“やってしまった後悔”と同じような出来事が起こったら、絶対に役に立つ。
私はサラリーマン時代に、素行の悪さから『人事処分』を言い渡され、目の前から全ての仕事が無くなった経験した。
「こんな糞会社、辞めてやる!」
と思ったが、家族を養っていかなければならないし、辞めたところで当てなどない。
冷静になって考え直し
「何もしなくても給料もらえるんだから、独立の準備と考えればいい」
と開き直った。
大企業というのは隠顕なもので、何の仕事も与えられない期間が3年続いた。
出社してもデスクに座っているだけ。当然、毎年給料は下がり続け、降格される可能性だってある。
「大人しく黙って座っているのが今の仕事」
今、“やるべきこと” と楽観的に捉えることにした。
3年後に転勤を命じられ、超単調な作業ではあったが会社内での仕事が与えられた。
「楽しい!人は“何もすることがない”というのが一番辛いことなんだ。感謝!感謝!」
と思えて毎日が楽しかった。
この頃から、自分が“後悔”することになった出来事を“分析”する ということが始まった。
“驕り” “高ぶり” “傲慢” “高飛車” “自信過剰” “自己中” といった
自分の至らなさ
自分のダメなところ
ばかりが抽出された。
どこにも “謙虚” “健気” “感謝” といったことが出てこない。
“やらかした後悔”は薄くなっていって、自分の将来を変える重要な人生経験 と捉えるようになっていった。
♬ 「許しかた」も知らないまま 人を憎んでた
"同じように誰かが僕を憎めばいいさ"と 嘯くことで誤魔化しても… ♬
生き方に関する”後悔“とは?
生き方に関する”後悔“を大別すると次の二つだ。
【理想”に対する“後悔”】・・・理想を目指さなかった
子供の頃に思い描いていた“やりたい仕事”につけなかった
片思いの人に告白もせずに諦めた
【義務に対する“後悔】・・・悪いことをしてしまった
他人の秘密をばらしてしまった
困っている人を助けなかった
コーネル大学の心理研究によると、72%の人が“最大の後悔”を 【理想”に対する“後悔”】 としている。
自分にとって“やれない” 実現不可能なことを“理想”に掲げても難しいが
実現できそうなことであれば、何もしないより、出来る限り挑戦していことだ。
挑戦し続ければ、“やらなかった後悔” はしなくて済む。
モヤモヤした気持ちのまま、“後悔の念”を抱き続けたって、何の前進もしない。
♬ 明日という言葉は どうして明るいって書くんだろう?
明るい日じゃなかったら 誰も明日を待たないからか・・・
"本当のぼくはきっと こんな奴じゃないはずなんです"
そう叫ぶぼくはたぶん 間違いなくそーゆー奴 ♬
“後悔”しない生き方とは?
ロシアの古い諺
生まれてくるときは、泣いて生まれてくるが、周りの人たちは笑って祝福してくれる。
死ぬときは、自分が笑って、周りの人たちが嘆き悲しむ。
そのような生き方をしなさい
こんな“死に方”ができるのが、“後悔”しない生き方 だったのだろう。
これが逆で
死ぬ時に、自分が嘆き悲しみ、周りの人たちが陰で笑っている
これでは、悲しい、寂しい人生だ。
色々なことが起こっても、その状況に応じた“賢明”な生き方をして、楽しんでいればいい。
我ながらよくやった。 まあ、こんなもんだろう。
では皆さん“お先に” ciao! って感じでいいのでは?
♬ 打ちのめされたとき 隣にいるだけでいい
痛みをわけあえたら それでいいから
魂を抱いてくれ
むき出しの両手で かっこなどつけてない 真実のこの俺を
魂を抱いてくれ ♬