1977年のロックは様々なジャンルの垣根を超えたお洒落なアルバム・ジャケットの傑作だらけ
『彩(Aja)』
スティーリー・ダンとして最高の売上を記録したソウルとジャズなどが混合された6作目の傑作スタジオ・アルバム
表題曲「Aja」が、サクソフォーン奏者ウェイン・ショーター、ドラマーのスティーヴ・ガッド
アルバムのジャケットに写っている女性は、山口小夜子さん
『噂 (Rumours)』
フリートウッド・マックのグループ内の人間関係が、極めて面倒な状態になっていた中で作成された13枚目のスタジオ・アルバム
(ミック・フリートウッドが妻のジェニーと離婚。ジョン・マクヴィーとクリスティン・マクヴィーも離婚。リンジー・バッキンガムとスティーヴィー・ニックスは交際解消。)
ドロドロの状況の中で、レコーディングに打ち込むことによって、結果として素晴らしいアルバムを一緒に作りあげた。
『英雄夢語り(Heroes)』
デヴィッド・ボウイの“ベルリン3部作”(『Low』『Heroes』『Lodger』)にあたる11枚目のスタジオ・アルバム
(アルバム・ジャケットの写真は、鋤田正義氏の撮影)
『スローハンド(Slowhand)』
エリック・クラプトンがパティ・ボイドとの恋が実って、公私共に絶頂期だった頃に発表した名盤中の名盤!
『ストレンジャー (The Stranger)』
ビリー・ジョエルの5作目のスタジオ・アルバム。
グラミー賞(最優秀レコード賞)を受賞した「素顔のままで(Just the Way You Are)」、「She's Always a Woman」、「Only the Good Die Young)」、ブロードウェイ・ミュージカルとなった「Movin’ Out」、日本で大ヒットした「ストレンジャー(The Stranger)」等、ロック史に残るスタンダード・ナンバーだらけ
『マイ・エイム・イズ・トゥルー(My Aim is True)』
エルヴィス・コステロのデビュー・アルバム
『ヘヴィ・ウェザー(Heavy Weather)』
ウェザー・リポートのグループ最大のヒット作で、芸術的観点から考えた場合にも最も優れたアルバムと言われている。
『ダウン・トゥー・ゼン・レフト(Down Two Then Left)』
ソフト&メロウ代表格のボズ・スキャッグスの全体を通して洗練された雰囲気を持ったスタジオ・アルバム
後にTOTOで活動するスティーヴ・ルカサー、ジェフ・ポーカロ、デヴィッド・ハンゲイトもレコーディングに参加
『世界に捧ぐ (News Of The World)』
クイーンの6枚目のアルバム
ジャケットはアメリカのSF画家フランク・ケリー・フリースによるイラスト
『勝手にしやがれ!!(Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols)』
セックス・ピストルズ唯一のスタジオ・アルバム
全英アルバムチャート1位を記録したが、アメリカではトップ100にも入らなかった。(アメリカでは発売から10年後にゴールド・ディスクに輝いた。)