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⑲『ジョジョの奇妙な冒険』feat.Earth, Wind & Fire
自分を「宇宙人」と主張する風変わりな性格を持つキャラクターで、杜王町に住む高校生のように見えますが、異星人であることを断言している
支倉 未起隆
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彼のスタンドは、自由自在に物体に変形する能力を持つ
「アース・ウインド・アンド・ファイヤー」
元ネタとなった音楽グループは?
Earth, Wind & Fire(EWF)
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モーリス・ホワイト(Maurice White)
モーリス・ホワイト(1941年12月19日 - 2016年2月4日)は、メンフィスで生まれ。若い頃からドラムに興味を持ち、音楽を学ぶためにシカゴへ移住し、音楽学校に通い始めました。
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1960年代は、マディ・ウォーターズやハウリン・ウルフ、エタ・ジェイムスといったブルースやR&Bの大物が所属する名門レーベル「チェス・レコード(Chess Records)」の専属セッション・ドラマーとして活躍しました。
その後、ジャズ・ピアニストのラムゼイ・ルイスのトリオにドラマーとして加入します。
モーリスは、アフリカの伝統楽器「カリンバ」(親指ピアノ)に魅了され、パフォーマンスに取り入れ始めます。
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1969年、モーリスはラムゼイ・ルイス・トリオを離れ、自らの音楽ビジョンを具現化するために新たなバンド「サルティアス(Salty Peppers)」を結成
そして1970年に Earth, Wind & Fire(EWF)を結成
グループの名前は、占星術の影響から四元素のうち3つ
「地(Earth)、風(Wind)、火(Fire)」を採用して名付けられました。
1971年3月にワーナー・ブラザース・レコードからデビュー・スタジオ・アルバム『Earth, Wind & Fire』がリリースされました。
このアルバムは、R&Bアルバムチャートで最高24位に達しました。
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『Sweet Sweetback's Baadasssss Song』のサウンドトラック
60年代末~70年代初頭のハリウッドは、テレビの普及や従来の映画の内容が観客に飽きられたことによって、観客動員数が大きく減少し、危機的状況にありました。
映画産業は新たな収益源を求め、主に黒人観客向けの低予算映画「ブラクスプロイテーション映画(Blaxploitation)」が多く制作されました。
(「ブラック」と「エクスプロイテーション(Exploitation:搾取)」を組み合わせた言葉)
1971年の『Sweet Sweetback's Baadasssss Song』(監督:メルヴィン・ヴァン・ピーブルズ)は、わずか15万ドルの制作費で作られながら、1000万ドル以上の興行収入を記録しました。
このサントラをEWFが担当しました。
その後、モーリスはメンバーの再編成を行い、1972年にリリースした3rdアルバム『Last Days and Time』から、フィリップ・ベイリーの美しいファルセット・ヴォーカルや、ホーンセクションの導入、カリンバの活用により、彼らの独自の音楽スタイルが完成し始めます。
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EWFの人気を決定づけたのは、1975年にリリースされた6枚目のアルバム『That's the Way of the World』と、それに伴うシングル「Shining Star」のヒットです。
このアルバムを通じて彼らの音楽性が成熟し、ポジティブなメッセージ「愛、調和、スピリチュアルな成長」が広く認知されるようになりました。
実は、アルバム『That's the Way of the World』も映画のサウンドトラックだったのです。
1975年、EWFは映画『スーパーフライ』のプロデューサーであるシグ・ショアから、新作映画『That's the Way of the World』のサウンドトラックを録音するよう依頼されました。
映画は、音楽業界の腐敗や権力構造に挑む若手バンド「ザ・グループ」の姿を描き、音楽の純粋性を守ろうとするテーマを扱っています。
EWFが「ザ・グループ」役で出演し、モーリスが「ザ・グループ」のリーダーであるアーリー役で出演しました。
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映画の完成版を観たEWFのメンバーは、興行的に失敗するだろうと確信したので、映画の公開前にサウンドトラックアルバムをリリースすることを決定しました。
EWFの予想通り映画『That's the Way of the World』は、批評家や観客の評価も芳しくなく、公開当時はほとんど注目されずに商業的に大失敗。
アルバム『That's the Way of the World』は、ビルボード200チャートとR&Bアルバムチャートの両方で第1位を記録。
米国でRIAAによってトリプルプラチナに認定されました。
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支倉未起隆とEarth, Wind & Fireの関係性
スタンド「アース・ウインド・アンド・ファイヤー」の能力である「変形自在」は、EWFの音楽性(多様なジャンルを取り入れた柔軟さと創造性)を反映していると言えます。
支倉未起隆自身も、周囲に馴染みつつもどこか異質でユニークな存在であり、EWFの「普遍的でありながら個性的」という特徴と共鳴しています。
EWFの音楽にはしばしば宇宙的・精神的なテーマが含まれています。
支倉未起隆が自分を「宇宙人」と主張し、作中で非日常的な能力を見せることは、EWFのスピリチュアルな側面を反映している可能性があります。
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荒木先生は、支倉未起隆とそのスタンド「アース・ウインド・アンド・ファイヤー」を通じて、『多様性の尊重』『調和と変化』『ユーモアと不思議さ』を読者に伝えようとしたのではないでしょうか?
続く、、、
ご参考
日本のイラストレーター:長岡秀星(1936年11月26日 - 2015年6月23日)がEWF全盛期のアルバムのアートワークを手掛けました。
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