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Tsareich 開発日記 #3 "日本"
こんにちは。Tsareichの開発日記へようこそ。今回は前回の予告通り日本担当のジゴクより日本について紹介していきたいと思います。残念ながら一部調整が必要との判断があり、コンテンツの詳細は来週紹介することになります。そのため、今回は日本の概略についての紹介になります。
前史
この世界の日本は日露戦争から分岐します。日英同盟を脅威に感じたロシア帝国は満州の地から撤退します。これにより、日露戦争の原因がなくなった日本は満州に進出する一方で史実より、その利権(満州は列強が利権をめぐって裏側で争っていることでしょう!)は少なくなります。韓国に関しても経済的な進出を進める一方で保護国化までには至りません。
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朝鮮半島、満州への投資がない日本はその分を東北地方に回すことになります。これは史実で起こった農業恐慌の影響を軽減することになります。これにより、東北地方の悲惨な状況は改善され史実より陸軍による政治への関与が減ることになります。(欠食児童や女子の身売りなどは史実より遥かに減っています!)また、立憲民政党が政権を未だ取れていないこの世界においては財務大臣にあの高橋是清が就任しています。彼はこれまでに積極財政を行い、史実よりも国力を増強させることに成功しました(彼はどの世界線でも日本を救うのです!)。さらに、第一次世界大戦にも参戦し、青島を獲得しました!
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ここまでは良いことのように思えますが、勿論、この世界の日本にも問題は残っています。高橋是清の積極財政は国力を確かに成長させましたが長引くインフレに国民は苦しんでいます。(効果は変更の可能性があります!)
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さらに日露戦争が起こらなかった弊害としてこの世界の日本は確かに列強の末席に名を連ねており、各政府はその能力を評価していますが、欧米諸国の国民は日本を過小評価してしまっています。このことに国民は不満を持っているのです!
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他にも、日清戦争以降、まともな国家間戦争を体験していない日本は軍隊が見た目以上に弱体です。
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史実では終戦後、GHQにより解決された小作農問題や、財閥問題、そして未だに残る鉄道の改軌問題など問題は山積みです。これらを解決することが序盤の目標になるでしょう。
1936年の日本
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この世界の日本は立憲政友会が政権をとっています。5.15事件が発生していないため犬養毅が引き続き内閣総理大臣です。大正デモクラシーが存続しているこの世界では日本は自由貿易、民間経済を維持しています。
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この世界では海軍軍縮条約なんてものはありません。建艦競争が続きました。しかし、この頃農業恐慌などが立て続けに発生し(もちろん史実よりはマシですが!)国民が建艦計画を否定するようになってしまいます。史実よりは遥かに強大な日本海軍ですがロシアなどの戦艦数よりは遥かに少ないです。これに危機感を持った日本海軍は戦艦といった国民から攻撃されやすい大型艦ではなく駆逐艦や巡洋艦といった小型艦に注力します。また、改装の予算までを見る国民は少ないため、既存戦艦の大改装を実施し、少しでもロシア海軍に対抗できるようにしました!
1936年第19衆議院選挙
そんな問題も抱えつつ国力を史実より伸ばした日本ですがゲーム開始時にはとあるNFが選択中となっています。それは史実でもこの時期に行われた第19回衆議院選挙です。
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この選挙では3つの政党が政権を狙って議席を奪い合っています。自由主義の立憲民政党。保守主義の立憲政友会。社会民主主義の社会大衆党です。
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このルートごとの特徴については来週紹介したいと思います。
一方で政党政治に嫌悪感を持つ国民がいることも事実であり、2月26日内閣総理大臣が血盟団によって襲撃されます。
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この後、過激派組織の取り締まりの必要性を認識した政府は史実では制定されていた治安維持法の代わりとして「国家保護法」を国会に提出します。
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このイベントを機に軍部が政治への関与を強めるようになります。政党政治を守れるのか、それとも軍部によって飲み込まれてしまうのか、第三の選択を選ぶのかそれはあなたが実際にプレイしてみてください。
最後に
日本について紹介したいことは山ほどあり、これだけしか紹介できないことは残念でなりません。
以上、日本担当のジゴクが担当しました。来週はもし日本のコンテンツの修正が間に合えば引き続き私ジゴクが日本のコンテンツについて詳細を紹介します。(主にNFの中身についてになるでょう!)間に合わなければイギリス担当のNY氏にイギリスについて紹介してもらいます。