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道路陥没補修工事研修_281~284日目

6月20日~24日までJICAの援助により、アフリカフランス語圏の国に対して道路陥没補修工事研修がマダガスカルで行われました。コンゴ、コンゴ共和国、ベナン、トーゴなど各国のインフラ省職員代表者が参加しました。これは、土のうを使用した工法で日本の国際NPOであるCOREが開発した技術になります。
私は偶然にも、この道路陥没補修工事の検討を県庁職員と開始していたため、この情報をNPOから得、20日から23日の午前まで聴講の機会を得ることが出来ました。
マダガスカルの統計上は70%は未舗装道路ということだけど、実態はもっとあると思うし、未舗装道路は雨期の大量の雨により陥没だらけ。
これらの被害にあうのは、田舎に住む農家の方とその家族。
私もミッションであるコミュニティ開発にも直結するため、PJとして動き出していた矢先の研修でした。

メリット
・身近な材料でできること
・耐久性はメンテナンス次第だが10年と長いこと
・メンテナンスも住民が可能となること

デメリット
・想定以上にタスクがかかる
・手作業になるので体力が必要。
・一度にできる範囲が狭い
・道具は売っていないため、作る必要あり。

今回の研修は実践メインだったので、メリット、デメリット双方とも実感として認識することができました。
県庁職員へフィードバックし、諦めつつある雨期前での着工を目指したいなと思ってます!

見積もりのための測量
土のうを敷き詰めるための空間を作るクレンジングと呼ばれる作業
これが大変


土のうを一定の間隔で敷き詰める
ここが一番の肝
8㎏の器具で20回たたきつけることで、
土がコンクリートのように固まり、
耐久性が格段に向上します
これもかなりの労力
土で土のうを被せる。
たたきながら水を加えながら、何層にも重ねることで
強度が増す。


最後の調整である水路の確保
工事終了


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