リアル麻雀で、人生初めて地和(チーホー)を和了した話
1月6日。月曜日の正午のことである。その日は雨が降っていた。仕事が休みで家にいた父親から、「雀荘に行こう」と言われて、僕は麻雀を打ちに行くことになった。
6半荘目にその出来事は起こった。対面には父親が座っていて、上家には雀荘スタッフのお姉さん、下家にはサラリーマン風のスーツを着た男の人が座っていた。全員2万点台くらいの平場である。
ドラは7マン。手配を開けた瞬間に、かなり整っている手だなという印象を受けた。頭ができていて、萬子が345678。ソウズが確か345。ピンズは67で両面ができていた。
「ていうか、聴牌してるじゃねーか!!!!!」
配牌でピンフドラ1の58ピン待ちで聴牌していたのである。
僕は西家。もちろん、東家と南家の二人が先に58ピンを切ったとしても、和了するつもりなど全くない。
東家と西家の2人が第一打を切り終わった。山に手を伸ばす僕。「これがもし5ピンか8ピンだったら…」
そっと牌を自模る。
「8ピン!!!!!!!」
どこからどう見ても8ピンである。
そして、8000・16000。
5万5000点を超えて、コールドゲームになり、半荘は強制終了。
僕は今、麻雀歴がちょうどぴったり5年くらいになる。雀魂、天鳳、リアル麻雀のすべてを合わせると、通算5000~10000半荘を打っているがチーホーを出したことも、出されたこともなかった。
僕はこの経験を一生忘れないだろう。
「ラッキーナンバーは8だ!」