自由と向上心の関係性は如何?部下のマネジメント論について
部下のマネジメントができないのは上司のせいだ。と言われることが多い。
それは当たり前で年代差も文化のギャップもある。同じ国の人間としてみること自体おかしい。
部下の目線から感じる理想のマネジメント状態について考えてみたい。
出る杭は打つな
出る杭とは何も優秀さということでもない。
自分から積極的に行動することをいう。
まだ、挨拶も礼儀もろくになっていない部下を正そうと、ガツンと徹底的に叩きのめすというマネジメント法がある。
個人的には反対だ。
それは自分の実体験によるものだが、参考程度にはなるだろう。
ガツンというと、負のサイクルが産まれる
気づいていないかもしれないが、
これによって負のサイクルが産まれる。
行動する
↓
叱る
↓
部下は行動しなくなる
上司はより欠点を見つけて問いただす。
↓
より行動しなくなる
これで、受動型人間、仕事の楽しさをわからずに向上心もない人間の誕生だ。
一昔前なら、これで這い上がって見返してやろうと考えている人が多かったかもしれないが、今はそんなことはない。
なるべく失敗を避けて無難な行動しかしなくなるという人間になる。
そもそもこのマネジメント法があっているのかさえ疑問だ。
現に、今の日本社会(例えが大きいが)をみてみれば分かる。
技術革新が生まれない、いいアイディア産まれるのは海外、それを真似る日本。
自殺率の上昇。
競争力が国家として落ちている。
全ての原因ではないが、
人を育てるというのは大きな影響を与える。
だから、国家も教育改革に力を入れるし、
いかに優秀な人材に育てるかを課題としている。
だが、会社に入ってからすぐに活躍できるわけではない。そこでも育てなければならない。
その教育の仕方がきちんと理解しているマネジメント層はどれくらいいるのだろうか。
自分が教わってきたから正しいではない。
間違っていると認識すべきだ。
疑問を持つべきだ。
これを意識するだけで、
部下の活躍はかなり期待できるものになるだろう。