アメリカと日本の広告の違い〜広告の歴史から〜
広告の歴史は国によって様々だ。
エリアごとにローカライズされて利用されてきたが、いくつかの手法にまとめることができる。
広告の手法は今や、アメリカのモデルを起因したものが多いが、技術革新や人々の広告に対する姿勢から発展を遂げている。
広告の歴史
もともとは出した商品を知ってもらうことが目的だった。広告は出せば出すだけ、人々に買ってもらうことができる。だから、どこの会社もより多くの人に対して広告を打っていた。
ものがない時代、情報が手に入れにくい時代だから、広告の情報はより多くの人に届いた。
だが、多くの企業が広告を打ち始めるとどうなるだろうか。消費者にとっては区別がつかなくなる。同じような広告を見て、どれがいいのかと悩むようになる。
そこでUSPと言われる、機能性の違いに着目した広告が流行るようになる。
うちの製品はこういったメリットがある。凄いところがあると押していく手法だ。
この背景には技術革新がある。
それぞれの会社が製品開発に投資をし、
今までになかったような製品が誕生した。
だが、技術はその会社だけのものではない。
同じような製品がどこの会社でも出てきて、
機能面での差別化だけでは長続きはしなくなった。製品の強みがなくなってしまうことは、また先の区別がつかない状態とイコールだからだ。
そこで、今度は機能などのようなハード面ではなく、ソフト面に求められるようになった。
ソフトとは、ブランドイメージだ。
この消費者の頭の中でのイメージをつくり、
機能的ではなく、体験を提供するようになった。
例えば、エルメスやグッチなど店舗で購入すると特別感を感じるだろう。また、製品へのこだわりなどいろいろだ。
そうした価値を生み出すことに重きを持つようになった。
これで1/3くらいまでの歴史を述べてきた。
少し長いので、あとはまた気がむいたときにでも。