リスクを取らないことがリスクヘッジではない
最近株式投信が流行ってからか、
リスクヘッジというワードを頻繁に聞くようになった。
何かの決断の際にもリスクを考慮してという意味合いで使われ、キャリアに対しても頻繁によく聞く。
だが、リスクヘッジとはどういう意味なのかを漠然とした知識で活用している場合が多い。
今回は本を読んで見て改めて感じたことを書いてみたい。
リスクヘッジとは、利益を生み出さない
リスクヘッジとは利益を生み出さない。
え?と戸惑う人も多いかもしれないが、本来リスクヘッジとは、何かの利益で損失を補い、結果としてプラマイゼロにすることだ。
そこで若干プラスになっていれば最高といった具合だろう。
だから、これは強者の戦略になる。
強者とはすでに優位な立場にあり、自分の資産を守るといったポジションだ。
市場での停滞は後退を意味する
世の中で、止まるということはない。
世界経済自体が技術革新などで進化をし続けているのだから、止まるという行為は相対的に後退ということを意味する。
強者は自分が何かを利益を生み出すのに、大きな損失を被るよりかは、利益自体を求めない。
だからリスクヘッジというのは、多くの人にとってそれほど適した戦略ではない。
リスクをテイクする。それからヘッジする。
まずはリスクを負うことを実践しなければならない。多くの人は何かしらのリスクを取っている。ローンや旅行、通勤なんかもリスクを負っている。
まずはリスク認識し、それから受け入れるのが大切ではないだろうか。