ドイツの新年を彩る縁起物
首尾よく滑るように祈るよ🎿 日本の受験生が聞いたら怒るようなこのフレーズは、ドイツでは定番の年末挨拶。Guten Rutschという挨拶の語源は、一説によればイディッシュ語であるとか。いずれにせよ、ドイツでは新年には滑り込むものと決まっています。というわけで皆さん、幸先のよい滑り出しを切りましたか。
🍄クリスマス商戦の後は、新年向けの商品が店先を飾ります。煙突掃除夫の人形を乗せた、四つ葉のクローバーの鉢植え、蹄鉄を模ったチョコレート、白い斑点のある赤キノコのマスコット、マジパン製の子豚ちゃんなどなど。
ドイツ語では「幸せの豚(Glücksschwein)」と呼ばれますが、🐷はどう細工してもキッチュな感じで、キモカワ感を拭えません。
先日、そんな幸せのシンボルをこれでもかと集めたレープクーヘン(ジンジャーブレッド)を見つけました。一度は収まりつつあったコロナ禍もいまだ終わりの見えない世の中。迷信と呼ばれようとも、お目出度いものすべての力を借りたくなる気持ちも分からなくはないです。
🍀 🍀 2022年がよい年となりますように! 本年もよろしくお願い申し上げます。