擬態語を三次元で表現する
ボンで開催されている隈健吾特別展に足を運んだら、思いがけずそこには「言葉の世界」が広がっていました。
日本語のオノマトペを手がかりに彼の建築作品を分類し、建物を感じとってもらおうという試みのようです。
東京2020オリンピックの舞台となった国立競技場が「ぱらぱら」なら、イタリアでの展示会に使われた木製のオプジェ(アルベロ・デッラ・バルカ)は「つんつん」と「ずれずれ」なのだとか。
🎵 ぱらぱら さらさら ぐるぐる すけすけ ぎざぎざ ざらざら つんつん ぱたぱた ぺらぺら ふわふわ もじゃもじゃ ふにゃふにゃ ずれずれ ・・・
どんな建物だか想像がつきますか?
やはり、そこはやはり母国語者の強みで、擬態語のニュアンスが身体的にすっと入ってきます。
ちなみに、展覧会のドイツ語パンフでは #オノマトペ は#Onomatopoeia ではなく、 #Onomatopoesie と綴られています。同義語なのですが、poesieの方が詩的に聞こえるから不思議です。
展示の奥の間には、建築家のインタビュー動画が流れています。隈研吾はなかなか英語の使い手で、世界に向けて作品を語る自分の言葉をもっている人だと感じました。
個人的には、「建築における持続可能性とは」という問いに対する、彼の答
えが興味深かったです。どんな答えかって?
📢 答え合わせは、ボンのBundeskunsthalleにてどうぞ。
Kunst- und Ausstellungshalle der Bundesrepublik Deutschland
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