六人の嘘つきな大学生
就活生あこがれの企業「スピラリンクス」の最終面接に進んだのは一万人の中から選ばれた優秀な6人。会場に置いてあった謎の封筒を開封すると「◯◯は人殺し」という告発文が。え、これって誰が用意したの?◯◯くんってそんなことしたの???
という感じで疑心暗鬼になりながら採用を勝ち取るためにバトルする若者たちの話です。
まずHPに行ってよくよく見て欲しいんですけど、なんか違和感ありませんか・・・
見つけましたか?
「嘘」って漢字には部首に「七」が含まれてるのですが、それを「六」にしてあるんです。
一見わからないですけど、よくよく見るとおかしい。
そんな感じで、一見とてもちゃんとしてる6人もなんかおかしい。その裏の顔が封筒によって徐々に暴かれていき、選考の行方を大きく左右します。
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以前見た「TAR」同様、「キャンセルカルチャー」について考えさせられました。過去に何か悪事を犯した「らしい」人がいて、弁明の余地なく表舞台から退場させられるシーンを昨今よくみますが、それって一面的な見方なんじゃないですか?というのをこの映画では示しています(わたしもそう思います)。
あと主役の浜辺美波さんがミステリアスで良いです。え、本当のところ君はどうなの?って感じで余韻を残して終わりますが、真実を読み取らせない謎めいた表情が素敵でした。
基本ほぼ会議室で話が進むワンシチュエーションものなので、そういうのが好きなかたにはお勧めです!