ジビエとは何の肉?〜簡単に分かりやすく解説します!
ジビエって何の肉?
よく聞くけど分からないという方に、
ジビエの歴史から種類まで解説します。
ジビエって何の肉?
ジビエはフランス語で、狩猟で採取した天然の肉のことです。
特定の動物ではなく、自然にある動物の肉全般がジビエになります。
ジビエの歴史はとても古く、初めはヨーロッパの貴族が食べていました。
なんとその頃は上流階級の人しか食べれない、貴重なものだったんです。
肉なのに、ぼたんや桜!?
実は肉食が一般的ではなかった日本においても、ジビエの歴史はあります。
宗教上の理由が大きかったのですが、やはり肉を食べる必要はあったので、
もみじ=「シカ肉」 ぼたん=「イノシシ」 さくら=「馬」
という感じで、隠語を使って食べることもありました。
どんな種類があるの?
自然にある動物なら、全てがジビエの対象です。
皆さんが一番目にするのは、シカ肉かもしれません。
その他にも、
イノシシ・カモ・キジ・熊なんてものが、食べられています。
調理法は?
馬刺しは生食で有名ですが、
基本的にはローストや、サラミなどが一般的です。
ぶっちゃけ美味しいの?
想像できないかもしれませんが、とても美味しいんです!
さらに天然のものですから、栄養価も非常に高いです。
普段私たちが食べるのは、
牛や豚なので、未知の世界が広がること間違い無しです
ジビエを楽しむことは...
実はジビエを楽しむことは、自然環境にとっても好都合なことで、
日本では現在、野生動物が増えてしまい、
農林業や自然に大きなダメージを与えています。
農家を廃業する件数も増え、さらに野生動物が増えるという、
悪循環に陥ってしまいました。
平成22年度には被害総額が、239億円という数字にまでなりましたが、
全国で捕獲を強化したところ、
平成30年には158億円にまで減少できました。
つまりジビエを楽しむ機会が増えるほど、
農業や自然環境に与えるダメージは減りますし、
捕獲の対象となった動物の命も、
きちんと頂くことができるという、メリットしかありません。
注意すること!
これはもう、ジビエを楽しむしかない!
と思いますが、一点だけ注意して下さい。
ジビエは食用であることには変わりませんが、
どんな餌を食べているか分かりません。
寄生虫の感染などもあり、生食は非常に危険です!
必ず中心部まで火を通して、
自己判断で調理をしないように気をつけましょう。
ジビエを出す飲食店は増えてきていますので、
そちらで楽しむほうが安心です。
■参考文献■
https://www.gibier.or.jp/gibier/
https://www.maff.go.jp/j/nousin/gibier/attach/pdf/suishin-208.pdf
https://gibierto.jp/content/gibier/
https://gibierfair.jp/about/