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【考察】『劇場版ウマ娘プリティダービー新時代の扉』気になったところ

前の記事に飽き足らず…

6月20日に私はこのような記事を投稿しました。

劇場版のウマ娘がとてもよかったので、「このシーンはこういう意味なんじゃないか?」という考察記事が書きたかったのですが、全部書いているとまとまりがつかなくなりそうだったので、アグネスタキオンの、しかも二つに絞って書いてみました。(それでも6,000字いった)

そのため、他の気になったことを後追い記事としてこちらに書いてみたいと思います。(映画をすでに3周していますが、どんどん「これはこうじゃないか…?」が増えていきますので、これでも一部です)(全くまとまりません)(たすけて)




気になったところとその考察

ジャングルポケットの首飾りの意味

劇場版のポスターでも大きく描かれている、ジャングルポケットのクリスタルの首飾り。
映画を見た人はわかるかもしれませんが、クローズアップされる場面が点在している割には、明確な説明がありません。

そのため、SNSでは「あれはなんだ」ということで、独自の考察を繰り広げている方が数多くいます。

そこで、私も映画を通して観た中で、首飾りがどのような意味合いを持つかを考えてみました。

映画の中での首飾りの意味合い。それは…

【ジャングルポケットの『最強になる』という目標への向き合い方】

だと思います。

なぜそう考えたかは、首飾りがフォーカスされる時の描写で理由を説明できます。

1.フジキセキの弥生賞を見て奮起し、トゥインクル・シリーズへの挑戦を志す。同時に『最強』を目指し始める。
→レース終わりに首飾りを投げて空中でキャッチ、そこで「なってやる、最強に!」と言い放つ。(目標を掲げる)

2.アグネスタキオンの引退によって、リベンジできないまま目指すべき最強がいなくなってしまった喪失感と、タキオンに勝てていないのに最強を名乗れるのかという違和感
→合宿が始まってみんなで海で遊んでいる時に首飾りを落として傷をつけてしまう。さらにそれに気付いておらず後にフジキセキに指摘されて初めて気付く。(目標が揺らぐ)

3.悩んだまま臨んだ菊花賞でマンハッタンカフェに完敗し、『最強』を諦めかける。
→帰り際、トレーナーの家に首飾りを忘れる。
ここら辺トゥインクル・シリーズに入ってからは描写がなかった取り巻き3人と一緒にいる場面があったのでそれも考察要素になりますね。(目標を失う)

4.フジキセキとの併走で自身の目標を思い出し、シニア級最強とされていたテイエムオペラオーに勝つため奮起する。
→併走スタートの合図にフジキセキが投げた首飾りをジャングルポケットがキャッチする。(目標を取り戻す)


偶然にも起承転結になっていますが、ジャングルポケットの心情に見事に首飾りへの扱いがマッチしているんですよね。

札幌記念、菊花賞の描写や、合宿からフジキセキとの併走まであった心情描写など加味する要素はありますが、首飾り単体で考えると上記の4要素が結論に繋がると思います。

特に2については明確に描かれていて、史実のジャングルポケットもダービーの際当時の競馬ファンから「タキオンがいないから勝てた」というようなことを結構言われていたそうです。
もちろんここまではっきり言ってませんが、映画でもタキオンがいないことに文句を言うファンに対して、取り巻きたちが憤慨している描写がありましたね。それくらいアグネスタキオンという存在は、ジャングルポケットと同期たち、当時のファンの中で衝撃的なものだったのです。


夏祭りでぶつかってきた通行人

ジャングルポケットとフジキセキが合宿の際、夏祭りに一緒に出かけている描写があります。
ここは前述した通り、フジキセキとの会話でジャングルポケットの最強になりたいという意志が揺らいでいることを印象付けている場面なのですが、この会話の直前に二人が歩いているところを通行人の男性がわざわざ間を割って通り抜けていきます。

何も考えずに見るとただの邪魔な通行人ですが、この描写にも意味があるのではないかと考えています。

それは、「フジキセキとジャングルポケットの心理的な距離が遠ざかっている」ということです。

そもそも、ジャングルポケットはフジキセキの跡を追いかけてトゥインクル・シリーズに挑戦します。
そのため、ジャングルポケットが走る背景には必ずフジキセキがいるのですが、合宿中の苦悩から視野が狭くなっていきます。(タキオンに追いつけない幻影から自分自身に無理だと暗示をかけてしまうシーンですね)

そして、決定打になっているのが夏祭りの最後の花火のシーンです。この時フジキセキはすでにジャングルポケットを強いウマ娘として認めている旨の発言をしています。
特に、悲願だったクラシックへの挑戦とダービーの冠を持ち帰ったのですから当然と言えば当然です。
ただそれを曖昧に笑って受け止めたジャングルポケットは何を考えていたか。
おそらく、どれだけ結果が伴っていてもジャングルポケットが求める強さには到底近付けていないということ、またフジキセキがジャングルポケットに感じる強さを自覚できないということだと思います。

このフジキセキは認めてくれている事実があるのに、自分自身ではまだ足りないと考えてしまっているというフジキセキとトレーナーへの申し訳なさが、ラムネを開ける時の曖昧な笑顔に込められているのではないでしょうか。

その結果として、心理的に孤立してしまったジャングルポケットの状態を端的に表したのが、通行人の男性が間を割って通り抜けていく~花火のシーンなのではないかと考えます。
(しかし、花火を映すシーンって大体感動的な場面に置かれることが多いのですが、珍しい演出だなと思いました)


マンハッタンカフェが「あの子」を通して見たアグネスタキオンという存在

今回の映画はジャングルポケットが主役ですが、アグネスタキオン、ダンツフレーム、マンハッタンカフェもメインキャラとして、それぞれ走る目的が明示されます。

「あの子に追いつく」

これはマンハッタンカフェの目的です。

そして、カフェは皐月賞でのタキオンを見て「あの子と重なった」と発言しています。

タキオンは「キミのイマジナリーフレンドか」と茶化していますし、幽霊のような扱いを受けているのも事実ではありますが、この発言から見てとれるマンハッタンカフェがアグネスタキオンをどう見ていたかについて考えます。


そもそも「あの子」とはなんなのか。

ウマ娘ユーザーには有名な話ですが、「あの子」はサンデーサイレンスではないかと考察されています。

史実でのマンハッタンカフェの父です。

産駒成績を見ると驚愕しますが、正直現在活躍している競走馬の8割くらいはサンデーサイレンスの血が流れています。それくらい生まれてくる子供は面白いほど活躍しました。競走馬としても種牡馬としても。
それくらい現代競馬に影響のある馬です。ちなみに今回の映画でキーパーソンとなったフジキセキもサンデーサイレンスの子です。

さらに、マンハッタンカフェはサンデーサイレンスと見た目が非常に似ていました。
サンデーサイレンスを描いたドキュメンタリーに、すでに亡くなっていたサンデーサイレンスの代役として引退直後のマンハッタンカフェが出演しています。それくらい似ていました。

マンハッタンカフェ(種牡馬時代)
サンデーサイレンス(種牡馬時代)

判別できるのが脚の色くらいしかありません。


正直これ以上ないほど、マンハッタンカフェはサンデーサイレンス(≒あの子)に寄り添っているように見えます。
それに戦績を見ても、長距離のみとは言え引退時にはG1を3勝しており、サンデーサイレンスの戦績と遜色ない結果を残しています。

それでもタキオンにあの子を重ねてしまった理由。
それは「同世代のサンデーサイレンス産駒の最高傑作としての地位を奪われたから」ではないでしょうか。



まず前提として、サンデーサイレンスの子供たちは10年目くらいまで産駒が増えるごとに最高傑作が変わっていきました。

初年度産駒(1994年デビュー)ではお馴染みフジキセキ。
3年目産駒(1996年デビュー)ではサイレンススズカ。
翌年はスペシャルウィークと言われていました。

現在でこそ、ディープインパクト1頭で語られる産駒の強さですが、種牡馬を始めた頃は世代を超えて強い馬というのはいなかったようです。

しかし、世代の中で強いことには変わりなく、2000年クラシックでは皐月賞・菊花賞の2冠を達成したエアシャカール、ダービーを制したアグネスフライト(タキオン兄)が3冠を分け合います。2頭ともサンデーサイレンス産駒です。トニービン、ブライアンズタイムと種牡馬御三家と言われていたのは遠い過去。もうサンデーにあらずんばG1馬にあらず状態です。

そして、エアシャカールとアグネスフライトが熾烈な争いをしている中でデビューしたのが、アグネスタキオンやジャングルポケットたち新時代の扉のメインキャラでした。

翌年2001年クラシック。
この世代のサンデーサイレンス産駒の最有力候補、それがアグネスタキオンです。
そう、タキオンとカフェは父親が同じです。作中でよく絡んでいるのもそれが理由かもしれません。

一方カフェも有力視はされていたのですが、
・クラシックの途中(セントライト記念)まで距離適正が見つからなかったこと(新人騎手が距離をもっと伸ばした方が良いと苦言を呈するほど中距離以下が合わなかった)
・弥生賞での馬体重激減に加えて、輸送に弱かった影響で関西でのレース(アザレア賞)ではさらに体重が減り勝負にならなかったこと(弥生賞前後の絶不調描写の元ネタ)
・何より蹄が薄く、頑丈ではなかったこと(上履きで走っている元ネタ)
など苦労の連続で、菊花賞まではなかなか結果を残せませんでした。

そういったことから、マンハッタンカフェは同世代のクラシック有力馬としてだけではなく、サンデーサイレンス産駒代表馬としてもアグネスタキオンをライバル視していたのでしょう。

なまじタキオンの強さがあまりにも鮮烈だったのもあり、わずか4戦で評価も定まらないまま光のように消えてしまったタキオンに対する「勝ち逃げをされた」という悔しさの表れかもしれません。

ただ、カフェはことあるごとに「追いつきます」と発言をしていましたが、菊花賞で勝利した時もあの子の幻影に辿り着けなかった描写がありました。
結局タキオンの速さに誰もついていけなかったのです。
こういうところからもカフェの悔しさが滲み出ている気がします。

それでも、同期たちに比べて引退までにG1を3勝した強さは本物でしょう。
サンデーサイレンスの強さをタキオンとは違う形で引き出した最高傑作の一頭だと私は思っています。


フジキセキとジャングルポケットの併走の意味

ジャングルポケット再起のきっかけとなった終盤のフジキセキとの併走ですが、私はここにも隠された意味があると思っています。

ただ、ここは描写の意味ではなく史実と照らし合わせての考察です。


史実でのジャングルポケットは、映画で描かれたホープフルステークス(史実ではラジオたんぱ杯3歳ステークス)から菊花賞まで角田晃一騎手が騎乗していました。
角田晃一騎手はフジキセキの4戦にも騎乗していた騎手で、ウマ娘のジャングルポケットとフジキセキの親密さを表す1要素でもあります。

そのため、ジャングルポケットも主戦騎手は角田晃一騎手だと思われがちですが、菊花賞4着の後は翌年の有馬記念での引退まで角田騎手はジャングルポケットに騎乗していませんでした。

角田晃一騎手(現調教師)とフジキセキ

そして、映画の中でクライマックスとなるジャパンカップですが、史実ではフランスのトップジョッキー、オリビエ・ペリエ騎手が騎乗しています。
ペリエ騎手はゼンノロブロイの秋古馬三冠(天皇賞・秋、ジャパンカップ、有馬記念を続けて勝利)を請け負った騎手です。

オリビエ・ペリエ騎手とジャングルポケット

この騎手の交代。
単純に考えると角田騎手が主戦を降ろされたような見方もできますが、これをドラマチックに描いたのが二人の併走だったのではないでしょうか。


特に併走が終わった後の「これからは君たちの時代だ」というフジキセキの言葉はそれを如実に表していると思います。
フジキセキ(角田騎手)からジャングルポケット(ジャパンカップでのオリビエ・ペリエ騎手)へのバトンタッチと捉えると、「ジャングルポケットが生まれ変わった」という解釈もできます。

併走のシーンは物語の転換点であると同時に、新しい騎手の元で新しい走りを見せるジャングルポケットをフィーチャーしたものだと考えると夢が膨らみます。


タナベトレーナーとスイープトウショウ

元ネタ厨なので、蛇足ですが元ネタ要素を書いていきます。

映画でフジキセキとジャングルポケットのトレーナーとなるタナベという人ですが、この人のモデルはおそらく実際に二頭を管理していた渡辺栄調教師でしょう。
わたなべ→タナベという感じに。

ただ証拠はこれだけなく、作中でジャングルポケットが苦悩していた合宿のシーンで、ダンツフレームやマンハッタンカフェとルー、シマ、メイのジャングルポケットの友人3人が砂浜で走り込んでいる中に、実はスイープトウショウがしれっと混ざっています。

スイープトウショウ(ウマ娘)

史実でのスイープトウショウは渡辺厩舎に入厩し、上記の角田晃一騎手の手綱で、デビューから連戦連勝を重ねていました。
しかし、クラシック前の2004年3月で渡辺調教師が定年引退したため、渡辺調教師の後輩にあたる鶴留明雄調教師の元に転厩し、鶴留厩舎所属だった池添謙一騎手の手綱でG1秋華賞、エリザベス女王杯制覇、そして史上2頭目となる牝馬での宝塚記念制覇など最強街道を歩んでいきます。
池添騎手とのエピソードはウマ娘のスイープトウショウのキャラ付けにも盛り込まれているので、ウマ娘ファンの中では有名な話ですね。

トレーナーの見た目もおじいさんのようにデザインされていますが、実際フジキセキが現役の時代には、渡辺調教師は60歳とすでにベテランでした。
そこまで意図して作られているかどうかわかりませんが、ナリタトップロードのトレーナー(沖田トレーナー)の元ネタとされる沖芳夫調教師が渡辺調教師の16歳年下なので、作中のトレーナー二人の年齢差は見た目としてピッタリだと思います。
こういう描写の正確さはさすがとしか言いようがありません。

(※ちなみに渡辺調教師も沖調教師も定年引退されてますが、お二人ともご存命です。渡辺調教師は現在90歳です。お元気ですね)

※追記:スイープトウショウがアプリで言及していて、映画の中でも行動を共にしている『グランマ』ですが、実はスイープトウショウの母母(母方の祖母)のサマンサトウショウも渡辺厩舎の所属でした。(さらにスイープトウショウの母、タバサトウショウも渡辺厩舎所属です)
親子三代で同じ厩舎所属だったんですね。



https://db.netkeiba.com/horse/2005102453/

作中でジャングルポケットの友人としてルーシマメイという3人のウマ娘が出てきます。

これは映画の予告が出てからずっと言われているのですが、元ネタはどの馬かということについてです。

もちろん公式が明言するはずもないので、あくまで考察でしかないのですが、ジャングルポケット産駒の活躍馬ではないかと言われていました。

ルー → オウケンブ"ルー"スリ(2008年菊花賞馬。2005年度産駒)
シマ → オマタセ"シマ"シタ(お笑い芸人ジャングルポケット斉藤の所有馬。2020年度産駒。公営船橋競馬所属)
メイ → ジャガー"メイ"ル(2010年春の天皇賞馬。2004年度産駒)

シマについては活躍馬ではありませんが、ジャングルポケット(芸人)が映画の公式アンバサダー且つ斉藤さんが声優として参加もしているので、その関係からではないかと思われます。

左からルー、シマ、メイ

これが公式で出されているキャラクター紹介のイラストなのですが、ルーはわかりやすいですね。あちょーってやってます。ブルース・リーを意識してでしょう。

シマも元ネタを示す要素があります。
髪飾りと首筋の三つ並んだ丸の模様。これは実際の馬の流星(顔の白い模様)の真ん中にある黒い点がモチーフとなっています。
それにみんなの走り込みについていけてないという細かい描写もあります。

最後にメイなのですが、私は名前以外の元ネタ要素がわかりませんでした。

さらに、ウマ娘には元の馬の性別がわかるように、
・右耳に髪飾りがついている→牡馬(オス)
・左耳に髪飾りがついている→牝馬(メス)
と髪飾りの位置が違います。

元ネタと考察されているジャガーメイルは牡馬、オスです。

でもウマ娘のメイは左耳に髪飾りがついています。上記のルールに従うとメイの元ネタは"牝馬"になるはずなんです。

しかし、調べてみても「メイ」と名前の入った牝馬の活躍馬は、ジャングルポケット産駒にはいませんでした。


では彼女は一体何者なのか…?


視点を変えてみます。

メイがつけている髪飾りです。

何かの花のようなモチーフがついていますが、こういう花はいろんな植物で見られるので少し調べるのが困難でした。

ただ、私はなんとなくですが、ヒナゲシの花のように見えました。

ヒナゲシ

この画像が一番メイがつけている髪飾りに似ていたので貼り付けたのですが、ケシはメイとどう関係があるのでしょうか。

名前の中に「ケシ」が入っている競走馬はいるにはいますが、ジャングルポケットとなんら関係ありません。

では試しに英語にしてみましょうか。海外でも通用するようにという願いを込めて英語名にする馬主さんは結構います。


調べてみた結果、ケシは英語でポピーでした。


ポピー…ジャングルポケット産駒でポピー…


ん?ポピー?


………


!!!!!トールポピー!!!!!

(※マッチポンプに見えますが、本当にこの流れで辿り着きました。念の為お伝えいたします)


トールポピーはオウケンブルースリと同じジャングルポケットの2005年度産駒です。
2007年の阪神ジュベナイルフィリーズと2008年のオークスを勝っています。
歴とした実力馬ですし、何より"牝馬"です。
これで髪飾りの整合性がつきました。

そして「トール」の部分も、ジャングルポケットを含めた4人の中でも一番身長が高いことがわかる描写があります。二つの要素を掛け合わせると「トールポピー」になります。単純ですがわかりやすい結論でしょう。


そうなると、「メイ」という名前はどこから来たのか。

前述の通りジャガーメイルから名前を拝借したということも考えられますが、さすがに1人のウマ娘に2頭の競走馬のモチーフを入れるというのは考えられません。

そこで、導き出した結論を逆算するように「ポピー」から考えてみました。

名前、生産地、特徴など様々な観点から見たのですが、「メイ」という名前が入っているものはありませんでした。

そこで、開花時期に目をつけてみました。

温帯域と寒冷域で開花時期が違うのですが、熱帯域が最も早く「4月中旬から」、温帯域では「4月下旬から」寒冷域では「5月上旬から」ですが、しぼみ始めるのは総じて「6月上旬」です。
そう、ポピーは大体「5月」に咲いているのです。

5月は英語にするとMayです。

May→メイ

これで答え合わせができたのではないかと思います。


おそらく運営の思惑はこうです。

「ジャングルポケットの友達にモブキャラを3人考えよう」
「斉藤さんのオマタセシマシタは入れるとして…あと二人どうしよう」
「ジャングルポケット産駒のG1馬がいいんじゃないか」
「すでにトーセンジョーダンもいるし、それなりにG1馬はいるぞ」
「ならジャングルポケット産駒として最初にG1馬になった馬にしよう」
「最初は…2008年のクラシックでトールポピーとオウケンブルースリだな」
「よしその二人だ!ただ名前の許可は取っていないから名前を変える必要があるな」
「どうせなら名前の一部を取って可愛らしい名前にしよう」
「オウケンブルースリは「ルー」なんかいいんじゃないか」
「ならトールポピーは…「トー」…違うな。「ピー」もしっくりこない…「ルポ」も「ポピ」も違うもんな…」
「うーん…」
「…それならポピーから連想してみればいいんじゃないか?」
「ポピーはケシの花。でもそのままケシというのは違う…」
「ポピーは確か5月に咲いていたはずだぞ」
「5月…そうだ!5月を英語にして「メイ」なんてのはどうだ!?」
「「「いいね!」」」

という感じに。
もしかしたらジャガーメイルにミスリードを誘う意味もあったかもしれません。

実際にそんな会話があったかどうかは知る由もありませんが、そのような流れで作られたキャラクターであれば、運営の知恵の出し方に畏れいるばかりです。



もっと考察できる部分はあるのですが、公開されてから1ヶ月の時点でまとまっているのは上記のものしかありませんでした。


また観に行ってみて、気になったことは追加していきたいと思います。


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