「お姉ちゃんなんだから」と一度も言われず育てられた結果
妹がお姉ちゃんみたいになった!
よくお姉ちゃんだからとかお兄ちゃんだからというフレーズを聞くけど、私の母からは一度も聞いたことがないし、妹の面倒を見るように言われたこともない
そのおかげでストレスフリーな子供時代を過ごせた
母になぜ言わなかったのかと聞くと、そんなことわざわざ言わなくても普段から我慢していたでしょう
暑い中、妹をベビーカーに乗せている横であなたはずっと汗かきながら横で歩いていたでしょう
すばらしい母!
そんなこんなでお姉ちゃんを意識してこなかったせいで、もう30半ばになるけどお姉ちゃんらしくふるまったり、ついてこい的な存在感を示した記憶もない
確かに数年人生が進んでいる分、進学、結婚等、先に経験したことについては先輩風を吹かせたりするけど、
頑張り屋の妹の方が良い結果を出しているし、すばらしい経験値として残っている。
妹は賢く努力家で思いやりがあり、自分の芯がしっかりしていて、人間としてとても尊敬している。
とはいえ、ここまで思うのは大人になってからかも・・
親から比べられることがなくても、姉として妹としての立場を押し付けられることがなくても、やはり子供ながらに家族という狭い場所で生活している以上、どんな仲の良い姉妹にも小さい頃から何か思うことがあったと思う
私は人生を運で乗り切るタイプ、妹は人生を努力で乗り越えるタイプ
昔は妹は私と比べて勉強はできなかったし、字も絵もへたくそだった
私は受験もほとんど勉強せずにそこそこの進学校に入学できたし、字や絵も得意で賞もたくさんもらった
妹は姉の運の良さを認識していたけど、まじめに努力して成長した
私は自分の運の良さにあぐらをかいて、いつからか成長が止まった(!)
今では妹にどんなジャンルも相談するぐらい彼女の話や判断を信頼しているし、考え方を尊敬するようになった
妹というか、率直にすごい人だなーと思える
なんで妹だけこんな立派な人間になったのか、、、努力の経験だけではないかも・・・
昔から私が姉なんだからという責任感を全く意識していなかったせいで、妹がたくさん我慢していたからだということに大人になって気づいた
私があそんで帰らない日が続いていれば、妹が母のそばにいてくれたし、外に連れ出してくれていた
姉が頼りないから、介護で疲れている母のお手伝いも率先してやっていた
ただ単に私がずぼらな性格だっただけかもしれないけど、妹が我慢してくれていた、それゆえに考えて行動していてくれていたことが多かったのだ。妹は私にむかついていたと思う。ごめん。。
家族や兄弟、夫婦でもそうだけど自分が気分よく過ごせているのは我慢してくれてる人がいるからかと。
お姉ちゃんだから妹だからという立場を強調するより、姉妹だから、家族だからという繋がりを意識した方がお互いに優しく助け合えるのかも
妹は昔からそれを知っていた