マーケ界隈を集めたステッカー作りました
2019年11月頃から#マーケティングステッカープロジェクト というマーケティング界隈の企業/サービスロゴを使ったキーボードのステッカー制作を個人的におこなっておりました。
そしてスタートから約5ヶ月、ついに完成したのでこれまでの経緯やご協力いただいた企業様や自分の所感について少しまとめようと思います。
前からプロジェクト自体ご存知で、「ウダウダ前置きは良いからとりあえず欲しい!!」という方はbaseで原価+送料で提供しておりますので、こちらからどうぞ。
ステッカー作成の背景
もともとステッカーを集めて貼るのが好きな僕は、Twitterでこの「入力困難なキーボードステッカー(IT企業編)」 を発見しました。
販売元などが分からない中、どうしても欲しかった僕は「MacBook Air キーボード ステッカー」と検索し、なんとか販売サイトに到達。即座に購入して、自身のMacBook Airに同じステッカーを貼っていました。
見ての通りインパクトが強く、PCを開く度に初めて見る人に 「何それ、どうなってるの」「それ入力できるの」 など色々と反応を頂くことが多かったです。
そしてとある飲み会でこのステッカーの話になり、日本のマーケティング界隈の企業ロゴで同じもの作れたら面白いね、試しにツイートしてみたら??ということで投稿したのが下記ツイートです。
すると予想以上に反響があり、あれよあれよとアルファベットが埋まっていきました。 自分自身もMtameのロゴが入ったキーボードステッカーは欲しかったし、イチからこういう制作はしたことがなく、興味本位で実際に制作してみようということで動き出しました。
制作していく上で困ったこと①
始める上でまず最初に困ったのはデザイナーさんと印刷会社さんの存在。ステッカーのデザインができなければ話にならないし、完成しても印刷できないと意味がありません。
僕はデザインを手掛けたことは特になく、印刷知識も皆無なので、この役割を協力頂けるような仲間探しからする必要があります。特にアテもなく、どうやって探そうか頭を悩まそうとしていた時にbosyuというサービスを使ってみようと思い、下記のbosyuを出しました。
するとすぐに協力したい!という方が...おそらく30分かからずで応募がきたと思います。そしてご自身も僕と同じステッカーを貼っているというデザイナーさんにお願いすることにしました。
デザイナーさんとあれやこれややり取りを始めて数日が経ち、印刷会社さんを探すというミッションからしっかりと現実逃避していた時に、bosyuの中の人(通称bosyuさん)から連絡があり、「印刷会社さん見つかった??紹介しようか??」と。印刷会社にまったくアテのない僕からすると神から舞い降りた救いの手です。 すぐにお願いし、bosyuさん紹介の印刷会社さんに快諾いただきました。 最高のデザイナーさん、最高の印刷会社さんと繋がることができ、仲間集めはこれにていったん一安心です。
制作していく上で困ったこと②
仲間集めに目処がつき、次に考えないといけないのはロゴの使用許諾について。 企業のロゴを使用する以上、そこには著作権が存在します。
私的に利用する場合であれば使用許諾の確認などは必要ないのですが、今回ステッカーを配布する可能性もあり、状況が曖昧なことから、確認する分にはこしたことはないと考え、協賛頂いた企業様の担当者様全員に使用許諾を頂こうと動きました。
ツイートしたタイミングから時間が経過していたこともあり、プロジェクト自体忘れられてないかも含めエントリーいただいたTwitterの方々全員と僕が個人的にこの会社のロゴを使用したいという企業の方々にDMを送りました。
中には使用許諾がもらえなかった企業や返信のもらえなかった企業やロゴの使用規定書のような書類を個人印押して書いたりする企業とあったのですが、無事全アルファベットの企業に許諾をいただけて良かったです。
どこのサービスとは言いませんが一番遠い企業だとイスラエルの本社まで英文作ってDMを送りました。返事は来ませんでした。
完成品はこちら
ロゴの使用許諾と並行しながら、デザイナーさんと配色やパターンを考え、
印刷会社さんとシールの素材やロット数などを調整したりしながら約5ヶ月、ついにキーボードステッカーが完成しました!!!
どうでしょう、この感じ。
Macbookを開くごとに周囲の目をひき、タイピングするごとにキーの配置が分からず貼った当初は入力難解なこと間違いなしです。ブラインドタッチの人は問題なく入力できますが、そうでない方はこれを使うことによって、ブラインドタッチができるようになります(諸説あり)
commandキーやshift、日本語入力などは記号を白ベースでぱっと見でわかるように大きく作っています。 Caps Lockの点灯ライトも穴抜きして見えるようにしています。 各アルファベットキーに関してはビビッド色多めにし、ポップなイメージで仕上げました。
素材・質感に関してはこんな感じです。
・ユポ紙
紙とフィルムの良さを兼ね備え、
耐水性/耐久性のあるユポ紙を選択
・ツヤPP貼り
汚れ、色移り防止
・強粘着
シールを強粘着と再剥離の素材でテストし、
実際に自分のキーボードで貼ってみた結果
剥がれなかった強粘着素材を選択
実際に貼ってみたのがこちら。
このゴチャゴチャした配色がたまんないですね。実際に触った感じは表面にツルツルとした触り心地で、光沢感も結構ありました。
一枚だけ貼ってアクセントにしてみるのもキーボード映えを狙えるかもしれません。
協力頂いた企業様を一部紹介しますと、
(敬称略)
A=アナグラム
E=eight(sansan)
F=ferret(ベーシック)
H=ホットリンク
R=ラクス
など、マーケティングオールスターズな企業様に協力いただきました。「このキーのロゴ何だろう」「このキー知ってる!!」などぜひ楽しんで頂けますと幸いです。
余談ですが、応募・選定した中でサービスロゴや企業名が一番重複しなかった頭文字は意外にも「D」でした。 逆に「B」「F」「A」などは激戦区でした。 新サービス・新会社を考える上での参考になるのではないでしょうか。
対応機種について
このマーケティングキーボードステッカーですが、下記の2つにぴったりのサイズで作っています。
・MacBook Air(2012~2016)
・MacBook Pro(2018~)
MacBookシリーズは発売時期によってキーボードのサイズが若干違ってくることから、どれをベースにしようと考え、Twitterでアンケートを取った結果を参考にしました。
もちろんこれら以外のMacBookシリーズでも使えますが、ぴったり合わなかったりした際はご自身で調整して頂けると助かります。
上記以外のMacBookすベてに貼っていないため正確には分かりませんが、キーボードサイズを検索で調べた感じだとAirもProも他年代のモデルと微差でしたので問題なく貼ることができると思います。 MacBookAir(2020)のみ試したのですが、MacBook ProモデルのシールがぴったりでしたのでMacBook Proモデルをお選び下さい。
Windowsだけど欲しい...って方のためにステッカーのタテヨコサイズ計りました。タテヨコ14mmならAir、タテヨコ16mmならProでピッタリサイズになります。ぜひご検討ください。
提供方法・価格について
最小ロットの発注数が100枚だったので100枚作りました。残すは僕が使用する1枚を引いた99枚です。 手元に99枚眠らせておくのももったいないので、シールの印刷費や梱包費、送料のみで原価での配布をいたします。もろもろ計算したら約1,000円/1枚だったので価格は1,000円/1枚(送料別)です。
提供するにあたって僕に利益が入る物ではまったくありませんので先にご理解頂けますと幸いです。(各企業にもその内容で配布承諾済)
baseで掲載していますので、もし欲しいという方はこちらからお願いします。
UGC
実際に貼っていただいた皆様のUGCを一部掲載しておきます。
最後に
いろんな企業様、様々な方と力を合わせて完成させたステッカーです。 ご協力頂いた皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
こんなご時世、家から出ることもなかなか出来ず毎日PCに向かって仕事する人も多く、大変な非日常が続いていると思います。
ちょっとした遊び心で作ったステッカーですがすべて貼るもよし、一枚だけ貼るもよし、飾るもよし、これを見て少しでも気持ちが明るくなれば嬉しいです。
ご意見・感想につきましては #マーケティングステッカープロジェクトでぜひツイートお願いします 。
最後までお読みいただきありがとうございました!!!
マーケティングステッカープロジェクト
▼Project Owner
金海 載大 / Mtame Inc. ( @ts_kinkai )
▼Designer
ミ - サ ン パ パ ( @mi3papa )
▼Printing
株式会社リンクラフト
( https://linkraft79.wixsite.com/linkraft )
▼QC
bosyuの中の人 ( @nakanohito__B )