神さまが語るパンゲアの歴史#12
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本の紹介
バシャールがおすすめする数少ない本に、シエン・デロハンの『意志の正しい使い方 (Right Use of Will)』があります。この本は「大いなる全て (all that is)」、つまり神さまから直接チャネリングして書かれた本だとバシャールはいいます。本の内容はバシャールや並木良和さんの教えと共鳴するところが多く、まさに「針の目」もしくは「大激動の時期」を抜けてアセンションに向かう私たちにとって、貴重な叡智やインスピレーションがたくさん詰まっています。現時点で日本語の翻訳は出版されていませんが、著者と版権のお話を済ませ、並木良和さんに帯を書いていただくことになっています。ご興味のある出版社の方、ご連絡お待ちしています。
神さまはこの本の中で、私たちはいま地球の歴史上、重要な岐路に立っていることや、否定を手放すことで分離してしまったスピリット ('Spirit')と意志('Will')を統合できることなどについて話しています。さらに、パンゲア (パン)、レムリア、アトランティス時代の歴史を神さま視点から明らかにしています。今まで神さまとの対話や、神さまからチャネリングした予言の書などは出版されてきましたが、有史以前の地球のお話を神さまから直接チャネリングした本はとても珍しいです。バシャールは、「本当の地球の歴史」は2023年9月現在で47%しか開示されておらず、オープンコンタクトが始まってからその全貌が徐々に明らにされていくといっています。本当の歴史をいま知りたい方は、ぜひこの本を読んでくださいね。今日のテキストは「パンの大陸」の章の#12です。光と闇の魔術師対決🧙vs🧙♀️の場面を神さまが丁寧に解説してくれます。
今日のテキスト: 「パンの大陸」 (#12)
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光の魔術師が空に稲妻を打ち込んだ合図で魔術の決闘は始まりました。闇の魔術師は湖を干上がらせて木々を枯らせてこれに応じました。光の魔術師はそのように周りの環境を破壊する闇の魔術師の行動が気に入りませんでしたが、ルール上文句を言うことは許されませんでした。光の魔術師は「闇の魔術師はこの決闘を利用して地球にさらに危害を加えるかもしれない」と恐れていました。
光の魔術師は「闇の魔術師が地球に害を与えられないようにする方法はあるだろうか」と考えていました。すると闇の魔術師は「光の魔術師はぐずぐずして遅すぎるので、きっと決闘なんかできっこないだろう!」と大声で非難しました。あらゆる否定のスピリットはこれに相槌を打ちました。地球のスピリットたちは「からかうなんて思いやりに欠けるし、フェアではない」と思っていたので、激しい喧騒に掻き消されそうな声で光の魔術師に声援を送る以外は、何も言いませんでした。
闇の魔術師は光の魔術師を急かしてプレッシャーをかけました。そこで光の魔術師は「地球のものに魔術をかけて競うのではなく、自分たちが瞬時にシェイプシフトしよう」と提案しました。そうして光の魔術師は一連の動物にシェイプシフトして、その動物らしい仕草をしたり鳴き声をあげたりしながら走り回りました。光の魔術師が本来の姿に戻ると、彼を愛する多くの地球のスピリットたちは拍手喝采を送りました。
光の魔術師のシェイプシフトを見た闇の魔術師は見下したように冷笑して「そのように愚かなことをするほど、私は落ちぶれていないのだ」と言いました。闇の魔術師は光の魔術師に「本当に難しいことに挑戦しなさい」と要求しました。
本当に難しいことに挑戦しないのであれば、闇の魔術師にとって、「魔術の決闘」ではありませんでした。光の魔術師はとても自分を否定されたように感じて「もしも僕のシェイプシフトがそんなに簡単だというのなら、あなたもシェイプシフトしてくださいよ」と言いました。闇の魔術師は光の魔術師を嘲笑い、馬鹿にしたような薄ら笑いを浮かべながら、ゆっくりと自分を黒い石に変えました。光の魔術師はとりわけそのような石に変身するという難題を恐れていたので愕然としました。
光の魔術師は「石に変身する以外の事をやっても、どうせ闇の魔術師に『石に変身できない事実を誤魔化しているだろう』といって馬鹿にされるだろうな」と思いました。光の魔術師は闇の魔術師に反論したくなかったし、自分が怖がっていることを知られるのもいやでした。光の魔術師はどうしようかと考えをめぐらせて「結局は僕が石に変身するしかないだろう」と決心しました。石に変身できるという確信はありましたが、石から元の姿に戻れるかはやってみないとわかりませんでした。光の魔術師は自分に「やらないと自分は負け犬に見えるぞ」と言い聞かせました。
光の魔術師がこのようなことを考えている間に、闇の魔術師は黒い石から元の姿に戻りました。光の魔術師は「次は僕の番だ」と思いました。光の魔術師は自分の意志に反して、石に変身するように自分にプレッシャーをかけ始めました。恐れを否定しながら、とうとう青っぽいアメジストのようなクリスタルに変わるまで自分にプレッシャーをかけ続けました。
そうしてクリスタルになった光の魔術師は、もう自分の身体を動かす方法がわからなくなってしまったので、中に閉じ込められてしまいました。光の魔術師は圧縮されることに対する恐れを持っていたので、このような恐れが状況をさらに悪化させました。
光の魔術師は「恐れを表現しながら魔術の決闘に勝つことはできない」と信じていたので、石に閉じ込められる頃にはかなり大きくなっていた恐れを否定していました。そのために光の魔術師は、否定が具現化された現実に飲み込まれてしまいました。「僕は地球で最強の魔術師だ」と思っていた光の魔術師は、ある日の午後、自分が石の中に閉じ込められていることに気がついたのです。
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©️2023. T's Kid. All Rights Reserved.
Revised 2024.2.8
訳者コメント
今日のテキストは、パンの波動を著しく下げてしまった三つ目の出来事である魔術師の決闘のシーンです。地球から闇の魔術師を追い出すために受けて立った「魔術の決闘」に、光の魔術師は残念ながら負けてしまいました。アメジストのような青っぽい石になった光の魔術師は、もう元に戻れなくなったのです。神さまは、光の魔術師は自分の否定に負けていたのであって、闇の魔術師に圧倒された訳ではなかったのだと決闘のわかりやすい解説してくれます (明日以降のテキストをお楽しみに♡)。このことはとても重要なポイントです。つまり、「悪」といわれるものとの闘いで勝敗を分けるのは、逆説的に、自分の中の否定をどれだけ素直に認められるかということになります。「だってあの人が悪いんだもん!」とついつい熱くなって正義の炎に薪をくべがちですが、熱くなればなるほどに、自分の中の否定に気づけなくなってしまうのです。これはめっちゃ大きなトラップですよね。そもそも、「悪」とされる否定のスピリットは、地球のスピリットの否定を反映した鏡の映像でしかないのです (参照: パンの大陸#9の最終段落)。だって地球のスピリットに否定が無ければ、彼らはそもそも地球に存在し得ないのですから。鏡の中の虚像に腹を立てちゃう時もありますが、「もういい加減にして!」とつい口走りそうな時は、「もういい加減手放していいよ?」という波動が自分の中に見つかったサインなのでマリオのスター状態なんです、ほんとは。6月は炙り出しのエネルギーがきてるので、毎日いろんな感情が沸々とでてくる方もいらっしゃるかと思いますが、ラッキーチャンスにしてどんどん手放していきましょうね。
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