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Xデザイン学校 ベーシックコース2023 #07_23.11.11

私のリフレクションはその日だけのものではなく、その前からの関連するものやそうでないようなものも含んでおり、備忘録のような日記調になっておりますがご容赦ください。。


第6回〜第7回の間

京都のフィールドワークから帰ってきて、こちらベーシックの課題インタビューに意欲を燃やしていた。というのも、そのうちきっと忘れてしまいそうで勿体無いと思ったから。
でも悲しいかな、知り合いが少ない私はあっという間に行き詰まり、市の介護福祉センターにまで問い合わせをしたものの、平日のみの対応なのでNGとなり、八方塞がりに。。

1番のターゲットは電動車椅子利用者だったが、電動に絞っている分ハードルも高い。見かけるチャンスは3回くらいあったが、みな先を急ぐ様子だったり、誰かと話されてたり。急に話しかけるとアンケートみたいな感じになって、用意した質問まで辿り着かないなと。

🤔な時間が過ぎていった矢先、急にチャンスがやってきた。
カフェで注文に並んだ時、目の前にその人がいらっしゃった。急すぎて心の準備ができておらず、
「なんて言えばいいんだろう? 誰かと待ち合わせかな? ちょっと様子見しよう」
となったが、作戦を考え再度拝見するとまだ1人でいらっしゃったので、突撃インタビューを決心した。

「あの、お話伺いたいんですけど、お時間あったりしますか? 車椅子のことについてなんですが」

と「目にみえるものについて質問」という形にしてみた。
ここから自分たちの質問にどうやって持っていこうか考えたが、途中から諦めが出てきた(話が切れたタイミングで「ところで。。」といくつかは切り出せたが)。
というのも、この方が持つ課題が全然違うところにあったからだ。

私が話しかけた方が難病指定の方だったこともあり、幾分特殊ケースではあったものの、この方は私の住む市で役所に何度も掛け合ってどうにか認可を得た方だった。なので、話の中心は役所の対応の酷さが中心となった。
それぞれの言い分はあるかも知れないが、この人にとっての課題は道路の凸凹ではなく「役所の対応」だった。

とりわけ、この市の車椅子認可に関しては多くの方の話を聞いているようで、ダメだと諦めて自分で買うか、もしくは引っ越すケースもあるのだそう。 認可の条件は区市町村レベルでかなり違っていて、わざわざ電話で調べるしかないという実情(役所側もそれ目当てに引越されても困るということがあるのかな?わからないけど)。

(この方の情報では)わからないから調べる→何度も聞くことになり、やり合うくらいでないと情報が出てこない→この役所のブラックリスト入り。

このやり合った情報が共有されていないから、皆同じ道を辿るのだそう。別の市区町村ではOKでも、私の市ではNGパターンが多いので有名らしい。。うーん、やだな。。

電動車椅子に関する、別の側面を知ることになるインタビューだった。

インタビューは信頼性や安心感を与えることが大事。
そして瞬時にその人の趣向や、違和感を見つけていかなければいけない。
この時はチームメイトの情報が事前にあったので、それにより話に信憑性が生まれたこともありことなきを得たが、事前打ち合わせがない時は、周辺知識をある程度入れておかないと専門用語の度に「それってなんですか?」を繰り返してしまうことになる。
「信用を得るために、最低限の知識を入れておくべき」という意味でもいい勉強になった。


第7回 構造化シナリオ法

生徒と学生の違い

このお話を聞いて、私は途中まで生徒だったなと思った。
先生の一字一句をそのまま受け止めてその通りにやっても、次回では違うと言われたことがあった。数回違うことを感じた時に「もしかして、あれは例え話だったのでは?」と思って、自分の中の似たような過去の出来事に置き換えられるようになってから、辻褄が合うようになった気がする(ちょっと自信がないので「気がする」としておきたい)。
人によってこの例えかたが少し違うことがある。先生は今まで会った人とちょっと違っていたということが途中でわかった。

ナラティブは私でいうところの「偉大な絵画の定義」だった。
観ている側に想像させる「余地」がある絵画が私の定義だった。観ている人の想像で絵画が完成するような余地があるもの。だからきっと人によって(厳密にいうと)印象が異なる絵画になれる、自分のモノのようになるような、観る側に委ねている絵画。

「どうだ!!」みたいな作品は力強く人に訴えかけるように感じるけど、衝撃だけで万人の心に入っていくものではないと思っている。なぜなら観ているそれについて考えたり、共感したりして心で会話するというか、そういう作業をしないまま通り過ぎてしまうから。よほど欲していたものだったら別かもしれないが、それはとても稀で、名作にはならないと思う。

なので、再度ここで「いかに自分ごとに置き換えられるか?」を問われた気がした。

実際、現在の新規サービスを考えていると、提案に対する現状の問題点やファクトが次々と明らかになって、ショックに思うことすらある。
この課題を通して、講座当初の世の中知らずで、さまざまな記事で一喜一憂していたことが、またこれだけ狭まった範囲でも同じくらい感じている。たった一人のインタビューでも、これだけてんこ盛りだったから。
でもそれは、この課題に取り組む意義があるものだからこそだと思えるので引き続き頑張っていきたい。


ヘッダのイラストは
Loose Drawingさんの、目的地までの地図とナビのイラスト をお借りしました。 ありがとうございます。


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